
菅田将暉さん主演でドラマ化された『ミステリと言う勿れ』。
「ミステリと言う勿れ」序盤の事件で登場し、その後、主人公・久能整と不思議な関係を築いているのが犬堂我路(いぬどうがろ)という人物。
犬堂我路はもともと熊田翔として登場しましたが、熊田翔は偽名で本名は犬堂我路だったことが明らかになります。
ミステリアスな魅力があるガロは、「ミステリと言う勿れ」の中でも重要な役割を担っている人物です。
このページでは、
- 熊田翔の正体が犬堂我路だということ
- ガロのプロフィール、どんな人物なのか?
- ガロの初登場回や再登場回
- ガロと久能整との関係
- ガロと関連がある人物(狩集汐路、おばさん)
について紹介していきます。
「ミステリと言う勿れ」9巻までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
【ミステリと言う勿れ】熊田翔の正体は犬堂我路(ガロ)
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バスジャック事件で登場した熊田翔という人物、熊田翔の正体は犬堂我路(いぬどうがろ)です。
ガロが偽名を使っているのは犯人だとバレないため。
ガロはバスジャック事件の被害者を装い、最愛の姉・犬堂愛珠(いぬどうあんじゅ)の死の真相を探ろうとしていたからです。
つまり、バスジャック事件は最初から
- 犬堂 我路(いぬどうがろ)
- 犬堂 乙矢(いぬどうおとや)
- 犬堂 甲矢(いぬどうはや)
の3名によって計画されていました。
犬堂 乙矢・犬堂 甲矢は犬堂愛珠のいとこです。
身内(愛珠)の死に疑問を抱いたガロ・オトヤ・ハヤは、バスの乗客の中に愛珠を殺した犯人がいるとにらんで、バスジャック事件を起こし犯人をあぶりだそうとした…というのがバスジャック事件の真相です。
「ミステリと言う勿れ【バスジャック事件の犯人ネタバレ】犯行動機は?事件の内容を時系列で解説!」という記事でさらに詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
【ミステリと言う勿れ】犬堂我路ガロのプロフィールや人物像
犬堂我路(通称ガロ)は、漫画「ミステリと言う勿れ」に登場するメインキャラクターのひとり。
主人公・久能整からは「ガロ君」と呼ばれています。
ガロは久能整に対しても執着を示すような描写がいくつかあり、出会って以降なにかと接点を持ってくる人物です。
ガロはイケメンでお金持ち、いつも黒い服を身に着けているというキャラクターですが、実はまだ彼については詳しく明かされていません。
生年月日や年齢、血液型といった基本情報は全くの謎。
ただし、整が嫉妬するくらいの直毛の持ち主ということは分かっています。
謎が多い人物ですが、今後の物語の展開に大きく関わってくる人物であることは確かです。
なぜなら、整が動くとガロにつながることが多いから。
ガロの性格は常に冷静で沈着。
ですが、自分で「執念深いのが欠点」と話すほどの執念深さを持つキャラクターでもあります。
物語のキーマンではありますが、まだ全貌は明らかになっていません。
【ミステリと言う勿れ】犬堂我路(ガロ)の初登場は何巻何話?
犬堂我路(ガロ)の初登場は、コミックス1巻~2巻で描かれたバスジャック事件。
ドラマだと第1話~第2話です。
主人公・久能整が偶然乗ったバスが犬堂オトヤによってジャックされてしまいます。
この時に同じバスに乗っていたのが我路。
しかし、バスジャックされたときのガロは、自分の名前を「熊田翔(くまだ・しょう)」と偽って名乗りました。
偽名を名乗っていた理由は、姉である愛珠が最後に乗ったと思われるバスの乗客に尋問をするためです。
実は、バスジャック事件を裏で仕組んでいた主犯者はガロ。
バスに乗っていた乗客は、ガロが意図的に集めた人物だったのです。
偶然乗ってしまった整だけがガロの予定外の乗客だったわけですが…。
ガロは「愛珠が最後に乗ったと思われるバスの乗客の中に、彼女を殺した犯人がいる」と考え、尋問して犯人を特定するためにバスジャックを計画したのです。
被害者であった犬堂愛珠の身内だとバレないために熊田翔と名乗り、乗客の様子をうかがっていました。
結局バスジャック事件は整の登場により、ガロの思惑が外れることにはなりますが、愛珠の死の真相がわかり事件は解決。
事件後、整の推理によって熊田翔が偽名だと暴かれ、自分の名前は我路(ガロ)だと明かすのです。
上記が、犬堂我路が初登場したお話です。
【ミステリと言う勿れ】犬堂我路(ガロ)の再登場はある?
犬堂我路(ガロ)が「ミステリと言う勿れ」に再登場するのは、コミックス6巻と9巻です。
バスジャック事件で初登場をしたガロ。
その時整と知り合いました。
整はバスジャック事件以来、ガロのことをひどく気にかけています。
「会いたいな」と話したり、「ガロくんに会えそうな気がする」と旅行に出かけたりと、ガロの影は物語の中見え隠れしていますが肝心のガロ本人は登場しません。
ガロが再登場するのはコミックス6巻、ドラマだと第11話。
しかし、ガロと整の再会はなく、ガロ側のお話が描かれています(整は事件に関わりません)。
ガロが再登場した話は、無差別連続殺人事件です。
ガロの姉・愛珠が働いていたカジノへ潜入したガロとハヤ。
情報収集をしていると、カジノの従業員が次々殺害される事件が起こります。
ガロたちが愛珠の足跡をたどっていくと、ジュートという人物にたどり着き、最終的にジュート本人に接触をはかるのです。
そしてガロと整が再会を果たすのは、コミックス9巻。
8巻から続く、入れ替わる双子の謎を推理する整。
そのお話の中で整は船に乗り遭難してしまいます。
遭難したのが夜中だったため、遭難信号を出し船の上で眠ってしまった整。
目を覚ますと、遭難信号を聞きつけたガロが整の前に再登場します。
「なぜここにガロがいるのか」とか「ガロは事件を起こしているのか」とか質問する整に、ガロは「これは夢だよ」と言って詳しくは教えてくれません。
そしてガロは「調べたいことがあるから一緒に来ないか」と整を誘いますが、整はこの申し出を断ります。
その後、ガロは「風邪を引かないように」と自分の着ていたコートを整にかけて船から去っていきます。
上記が、犬堂我路の再登場エピソードです。
【ミステリと言う勿れ】犬堂我路(ガロ)と久能整との関係性
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犬堂我路(ガロ)と久能整は、友情とはまた違う不思議な関係で結ばれています。
友達というほどの仲ではないけれど、なんとなくお互いがお互いを気にかけている…似たようなにおいを感じる同士というのでしょうか…。
うまく言葉で表せないのですが不思議なつながりがありますし、今後もこのつながりは続いていくと思っています。
主人公・久能整は、周囲から「変わり者」と言われそのことを自覚しています。
加えて友達も彼女もいない、誰も一人暮らしの家に呼んだことがないという人物です。
人との距離感が明確で、すぐに心を開くことがなさそうな整ですが、ガロに関しては他の人と違う態度を見せます。
友情なのかどうなのか、よくわかりませんがお互いがお互いを非常に意識していることは確かです。
まずバスジャック事件で整は、ガロを2度も自分の家に誘います。
「不起訴になったらね」と言って、バスジャックの実行犯としてガロは警察に向かいます。
そのため、家に遊びに行くという約束は保留になります。
その後、不起訴になったという話を聞く整。
ガロから整のもとへバスジャック事件の犯人(愛珠を殺した犯人)の腕が送られてきて驚いてしまいます。
それでも、ご機嫌にカレーを作りながら、ガロが遊びに来ることを楽しみにしているという驚きの描写がありました。
他にも、ガロと会えるかもしれないからと広島へ向かったりと友情なのか依存なのかわからない態度を見せる整。
また、ガロ自身も整のことを気にかけています。
「犬堂我路の再登場はある?」の部分で挙げましたが、整が遭難したときにいきなり現れ助けてくれたのがガロ。
他にも、整が入院したときにはどこからか聞き付けてお見舞いを送ったりと、整の前には姿を現しませんが彼の行動を監視(という表現が正しいかわかりませんが)しています。
姉の事件の真相を調べるためにも整を誘ったり、「意見を聞きたい」と漏らしたりとガロにとっても整が特別な人物であることがわかります。
お互い初対面で意気投合なのか共鳴したのかはわかりませんが、整とガロの関係は友情だけでなく何か深いものがあるのは明白です。
ガロが事件を解決し整の家に遊びに行く日があるのか、今後の展開が気になりますね。
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整は、広島で出会った少女・汐路にハメられ、4人の候補者で争う狩集家の遺産相続問題にかかわることになってしまいーー!?https://t.co/GDJyrOHUou pic.twitter.com/pfFvdmRNOR
「ミステリと言う勿れ」では、以下の2名が犬堂我路(ガロ)と関りのある人物として描かれています。
- 狩集汐路(かりあつまり しおじ)
- 謎のおばさん
1:犬堂我路と狩集汐路(かりあつまり しおじ)
ガロと狩集汐路の関係は非常に仲がいい友人とされています。
狩集汐路(かりあつまり しおじ)が初登場したのは、バスジャック後に描かれている遺産相続のお話(コミックス2巻~4巻収録)。
汐路が整に「真相究明をして欲しい」と依頼をしたところから遺産相続編がスタートしますが、実は整に依頼する前にガロにも同じ依頼をしていました。
しかし、ガロはバスジャックがあったため協力できず、自分の代わりとして整を推薦したのではないかとされています。
バスジャック事件で行けなかった「印象派展」が広島で開催されることを整に伝えたガロ。
広島に向かう整と汐路が出会うように工作したのではないかと思います。
ガロの思惑通り2人は広島行きの新幹線の中で出会い、整が遺産相続の謎を解決してくれたわけです。
その後描かれている、双子を見分ける依頼も汐路を通して整にお願いをしています。
ガロにとって汐路は「整と接触ができない自分の代わりに、接触をする仲介役」という感じですね。
ガロと汐路、2人の関係についてもまだまだ謎が多い状態。
仲の良い友人である2人ですが、ただそれだけの関係ではなさそうです。
2:犬堂我路と謎の叔母さん
謎の叔母さんは、汐路以上にガロと深くつながっています。
- 整が入院したこと
- 広島での遺産相続に関する謎を解いたこと
など、整に関する情報を随時ガロに知らせているのがこの叔母さん。
「謎の叔母さん」と表記したのは、この叔母さんのプロフィールがガロ以上に謎だからです。
まず本名すら明かされていない、そのため謎の叔母さんと表記しました。
「ガロに通じている叔母さんがいる」ということ以外、詳細は明かされておらず謎のまま物語は進んでいきます。
そもそも「ミステリと言う勿れ」には数々の伏線がちりばめられています。
回収されている伏線もありますが、まだ明かされていないものも多いです。
叔母さんの存在も未回収の伏線のひとつ。
叔母さんの正体や、ガロとの関係についてどこで明かされるか楽しみですし、物語を大きく動かす登場人物になることは確かです。
【おわりに】ミステリと言う勿れに登場する犬堂我路(ガロ)とは?久能整との関係・初登場回や再登場回の解説まとめ
謎が多い登場人物・犬堂我路(いぬどうがろ)についてまとめました。
今後ガロがどんな動きをするのか、整とどういう関係になっていくのか、展開が非常に楽しみです。
魅力的なキャラクターばかりの漫画ですが、もう一度ガロに注目して読んでみると視点が変わって面白いかもしれません。