ハンターハンター暗黒大陸編の展開を考察・現在わかっている情報まとめ|HUNTER×HUNTER最終章か?

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)の最終章と噂されている暗黒大陸編。

長い休載をはさんでいるため、まだまだ暗黒大陸編が終わる気配はありません。
しかし、かなり壮大なストーリーになっているので、過去の伏線が暗黒大陸編で回収されるといった展開も考えられます。

このページでは、暗黒大陸編の現在までに分かっている情報をまとめました。
加えて、今後の展開を3パターン予想してみました。

HUNTER×HUNTER 390話までの内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)に登場する「暗黒大陸」とは?

暗黒大陸とは、(ゴンたちが把握していた)世界地図の外側の世界のことです。

暗黒大陸の存在が明らかにされたのは、選挙編の最後でゴンとジンが世界樹の上で再会したとき。

今までゴンたちがいる世界を軸にハンターハンターの物語が進行しており、世界地図もありました。
しかし実際には、ゴンたちがいる世界は暗黒大陸中央に位置する巨大湖メビウスに浮かぶ小さい島なのです。

つまり、今までゴンたちが行動していた世界(ハンターハンターの物語の中心となっていた世界)は、暗黒大陸のほんの一部
実は、外側にもっと広い世界(暗黒大陸)が存在していたというわけです。

作中にて見開きで描かれていた暗黒大陸の描写では、人間の何倍もの大きさを持つ巨大生物が多くおり、その巨大生物もまた、自身より大きい生物に食べられる食物連鎖の様子が描かれていました。

暗黒大陸編が描かれているのはコミックス何巻から?

暗黒大陸編が描かれているのは、HUNTER×HUNTERコミックス32巻~です。

アルカ編や選挙編などが終わった後、暗黒大陸編へ突入します。

ちなみに暗黒大陸編の途中で長期休載に入っているので、暗黒大陸編はまだ終わっていません。

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 暗黒大陸の五大厄災とは?

五大厄災とは、もとは暗黒大陸に存在していた「人類を滅ぼしかねない生物・現象のこと」です。

人類は過去に暗黒大陸へ進出した経験がありますが、ほとんど生きて戻ることはありませんでした。

数少ない生存者が、暗黒大陸から中の世界(ゴンたちが行動していた世界)に持ち帰ったものを「五大厄災」と呼んでいます

世界を滅ぼしかけたキメラアントが危険度Bとされるなか、五大厄災の危険度は最高(A)~準最高(B+)とされるほど危険な存在。

そしてこの五大厄災は、人類にとって大きな希望となるリターンを守っています。

つまり、人類は五大厄災を攻略することで文明の発展に大きく弾みをつけるリターンを得られるのです。

今までに紹介された五大厄災とリターンをセットでまとめました。

【暗黒大陸の五大厄災】種類・危険度・リターンの一覧

兵器ブリオン

詳細謎の古代遺跡を守る正体不明の球体
リターン万病に効く香草
危険度B+

ガス生命体アイ

詳細欲望の共依存
リターン三原水(全ての液体の元となっており、これさえあれば飲料水でも石油でも作れる。)
危険度A

双尾の蛇ヘルベル

詳細殺意を伝染させる魔物
リターン長寿食ニトロ米
危険度A

人飼いの獣パプ

詳細快楽と命の等価交換
リターン無尽石(水を入れるだけで1日2万kwの発電が可能)
危険度A

不死の病ゾバエ病

詳細希望を騙る底無しの絶望
リターン錬金植物メタリオン(詳細不明)
危険度B+

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 暗黒大陸編の重要人物 ドン=フリークスとは何者?

暗黒大陸編を知るうえで重要になってくる人物がドン=フリークスです。

ドン=フリークスとは行って帰ってくるのもほぼ不可能と言われている暗黒大陸を1人で300年以上探検し、その情報を「新世界紀行」という本にまとめた人物です。

作中では名前だけの登場。

ゴンやジンと同じ「フリークス」というファミリーネームを持っていることから、2人の祖先である可能性が高いです。

「新世界紀行」は暗黒大陸の半分である東側を描いた上巻のみ発行されており、おそらくドン=フリークスは現在も暗黒大陸西側を冒険して下巻の内容を書いている最中ではないでしょうか。

ハンター最強であった若かりし頃のネテロや、ゾルディック家の人間でさえ恐ろしい場所だと言っている暗黒大陸を1人で冒険しているドン=フリークスは、作中でも屈指の戦闘力と頭脳を持っていると推測できます。

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 暗黒大陸編 現在の状況まとめ

暗黒大陸編では現在のところ、暗黒大陸に到着はしておらず主に船内の王位継承戦に関して描かれています(390話時点)。

200年以上前に近代5大陸と言われるV5の間で不可侵条約が結ばれており、暗黒大陸へ行くことは禁止されていました。
なぜなら、暗黒大陸へ調査に行くたび大勢の死者を出しており、人類へ甚大な被害を出す可能性がある厄災を持ち帰っていたからです。

しかし、ネテロ会長の死後、V5に加盟していないカキン帝国が暗黒大陸への進出を宣言します。

V5は、不可侵条約があるためカキン帝国にも暗黒大陸への進出をして欲しくはありません。
しかし、カキン帝国はV5の条約を無視して行動できるほどの経済成長を遂げた大国になっています。

カキン帝国と争いたくないV5は、最終的にはカキン帝国もV5の加盟国として迎え入れ、連盟の名前もV6へと変更。

最終的に、暗黒大陸にあるリターンは人類の文明飛躍に必須であるため、旧V5の国々はカキン帝国の渡航をサポートすることに。
加えて、新大陸の開拓者としてカキン帝国の王であるホイコーロの名前を歴史に刻む条件で、リターンを得た場合はV6の国々で6等分する条約を結びます。

暗黒大陸への進出をめぐって、世界情勢まで変わってしまいました。

そして、カキン帝国は暗黒大陸進出の探検隊の総責任者を、亡きネテロ元会長の息子であるビヨンド=ネテロに指名します。

ビヨンド=ネテロは暗黒大陸へ行き戻ってきた現存する唯一の生存者です。

このビヨンド=ネテロの探検隊にはNo.2としてパリストンがおり、ゴンの父親であるジンも参加します。

そんな中、V5はハンター協会に「ビヨンド=ネテロをハントせよ」という指令を下します。

また、ネテロ会長の遺言メッセージでも十二支んに対して暗黒大陸へ行きリターンを持ち帰る要望という名の指令を出していました。
このことから新たにメンバーとして加わったクラピカとレオリオを含む十二支んも暗黒大陸へ進出を目指します。

そして、多くのハンターや一般人を乗せたカキン帝国の船・ブラックホエール号(B・W号)は現在暗黒大陸に向かっている途中です。

作中では船の中で行われている王位継承戦や、財宝とヒソカ殺害を目的とする幻影旅団の様子などが描かれています。

暗黒大陸へ向かっている主要キャラクター・メンバー

現在暗黒大陸に向かっている主要メンバーをまとめました(王位継承戦の王子達は除く)。

人物現状
レオリオ十二支んメンバーとして
クラピカ王子の護衛兼十二支んメンバーとして
幻影旅団財宝とヒソカの殺害を目的として
イルミ(ヒソカ?)幻影旅団のメンバーとして加入したことになっているが、ヒソカの変装の可能性あり
ジンビヨンド=ネテロの探検隊のNo.2として
パリストンビヨンド=ネテロの探検隊メンバーとして
ビヨンド=ネテロ探検隊隊長として 現在は十二支んメンバーに拘束されている
十二支んビヨンド=ネテロを拘束、監視するため
センリツ王子の護衛として 姿を変えたきっかけの冬のソナタを暗黒大陸で探す目的もあり得る

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 暗黒大陸編 今後の展開を3パターンで考察

ここまで主に暗黒大陸編の情報をまとめてきましたが、ここからは今後の展開を予想していきます。

考えられる展開は、以下の3つ。

  1. ドン=フリークスが登場する
  2. 暗黒大陸到着直後、メンバーがほぼ全滅する
  3. ダイジェスト形式でまとめられる

1:ドン=フリークスが登場する

まず1つ目は、暗黒大陸到着後にドン=フリークスが登場し共に行動する展開です。

人類は以前、暗黒大陸に住んでいた過去を持っており、ドン=フリークス以外にも暗黒大陸に人類が残っている可能性もあるのではないでしょうか。

例えば以下のように、暗黒大陸の住人によって上陸メンバーがパワーアップする展開。

  1. 念能力を駆使して暗黒大陸を生き延びている人類と出会う
  2. 暗黒大陸で生きる人類から、念能力の原理などを深く学ぶ
  3. より強い念能力へ昇華することで、上陸メンバーも暗黒大陸の厄災へ対抗できるようになる

最終的には、ビヨンド=ネテロの探検隊とレオリオ・クラピカが加入した十二支んメンバーが争い、十二支んメンバーが勝利した上でリターンを持ち帰ると予想します。

2:暗黒大陸到着直後、メンバーがほぼ全滅する

2つ目は暗黒大陸到着後にメンバーがほぼ全滅する展開です。

現在わかっているだけでも5つの厄災があり、生息している生物もおそらく全てキメラアント以上の危険性を持っていると考えていいでしょう。

そうなると、過去の生存者であるビヨンド=ネテロや、暗黒大陸への渡航歴があると思われるジン以外の主要メンバーはほとんど全滅する可能性があります。

残ったメンバーは、船上での関係性などは気にしなくなり、全員で生き延びるよう協力する展開になりそうですね。

3:ダイジェスト形式でまとめられる

3つ目はダイジェスト形式にまとめられる展開です。
個人的にはこの展開が一番可能性が高いと思っています。

現状、暗黒大陸編が始まり、船上での王位継承戦という感じで進んでいますが、一向に終わる様子はなく休載も長く続いている状態です。
なので、上陸後はシーンが飛んで、元の世界に戻ってきたメンバーから聞く話を元にしたダイジェストで暗黒大陸の内容が描かれる展開になると予想します。

かなり風呂敷を大きく広げた暗黒大陸編をまっとうに描くとなると更に何十年と掛かりそうなので、厄災やリターン、ドン=フリークスに関しての新しい情報がダイジェスト形式でも出てくれると嬉しいですね。

【まとめ】暗黒大陸編の現在の情報、今後の展開考察

この記事のまとめ

  • 暗黒大陸とは、ゴンたちが知っていた世界地図の外側の世界
  • 5大厄災は下記の5つ
    ・謎の古代遺跡を守る正体不明の球体「兵器ブリオン」
    ・欲望の共依存「ガス生命体アイ」
    ・殺意を伝染させる魔物「双尾の蛇ヘルベル」
    ・快楽と命の等価交換「人飼いの獣パプ」
    ・希望を騙る底無しの絶望「不死の病 ゾバエ病」
  • ドン=フリークスは暗黒大陸を一人で300年以上探検し、新世界紀行を書いた人物
  • まだ暗黒大陸に到着はしておらず、船の中で王位継承戦に関して描かれている。
  • 展開予想は下記の3つ
    ①ドン=フリークスが登場する
    ②暗黒大陸到着直後、メンバーがほぼ全滅する
    ③ダイジェスト形式でまとめられる

という感じで、記事にまとめました。

暗黒大陸編で予想されるボリュームから、ハンターハンターの最終章になることは間違いないと思います。

そうなると、主人公のゴンやキルアの登場など他の伏線がどう回収されるのかも気になるところではあります…。

まずは暗黒大陸編が無事完結することを待ちましょう。

-HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)