最終章に突入している東京リベンジャーズ。
花垣武道(タケミチ)が10回目のタイムリープをすると、そこは東卍解散から2年後の2008年の世界でした。
2008年の世界では、
- 渋谷区を拠点とし無敵を謳う佐野万次郎(マイキー)が総長を務める「関東卍會」
- 新宿区を拠点とし最強を謳う(かわらぎせんじゅ)が首領を務める謎の愚連隊「梵(ブラフマン)」
- 港区を拠点とする最大の勢力、寺野南(てらのサウス)が総代を務める「六破羅単代(ろくはらたんだい)」
という3チームが三つ巴の勢力争いをする、いわゆる”三天時代”になっていました。
このページでは3チームの中の1つ、寺野南が率いる六破羅単代について解説していきたいと思います。
東京リベンジャーズ214話までのネタバレを含みますので、ご注意ください。
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東京リベンジャーズに登場する「六破羅単代(ろくはらたんだい)」とは?
東京リベンジャーズに登場する「六破羅単代(ろくはらたんだい)」は港区を拠点として活動しており、東京最大勢力と言われているチームです。
六破羅単代(ろくはらたんだい)は天竺(てんじく)にルーツがある?
寺野南が総代を務めており、メンバーを見ていると天竺にルーツがあるチームなのかもしれません。
ちなみに六破羅単代のメンバーは後ほど詳しく説明しますが、以下のとおりです。
- 鶴蝶(かくちょー)
- 灰谷蘭
- 灰谷竜胆
- 望月莞爾
- 斑目獅音
六破羅単代の特攻服の右腕には「刹那散逝」という文字が入っており、逆から読むと「逝散那刹」。
「いざなせ」⇒「イザナ」と読むことができ、黒川イザナを想起させます(やや無理やりかもしれませんが…)。
伏線好きの和久井健先生のことなので、六破羅単代は天竺にルーツがあったり、「不良の時代を創る」という黒川イザナの意思を継いでいるチームなのではないかと考えることもできます。
六破羅単代(ろくはらたんだい)の名前の由来とは?
「六破羅単代」というチーム名については、歴史の授業で出てくる「六波羅探題」が元ネタではないかと言われています。
六波羅探題とは「幕府が、朝廷側(京都や西国)の監視をするために設置した機関」です。
以下、わかりやすい解説をされているサイトがあったので引用させていただきます。
事の発端は1221年に起きた承久の乱。朝廷の権限を次々と奪っていく幕府に堪忍袋の尾が切れた後鳥羽上皇が、幕府に対して挙兵をしました。全面戦争です。
承久の乱は幕府方の圧倒的勝利に終わり、その後「二度とこのようなことは起こさせない」そんな幕府の強い想いで設置されたのが六波羅探題なのです。
元ネタである「六波羅探題」が監視の役割だったことを考えると、東京リベンジャーズに登場する六破羅単代も何かを監視・監督するような役割があるのでしょうか。
もし監視・監督をするのであれば、やはり話のキーマンとなってる佐野万次郎(マイキー)でしょうか。
今後の展開が楽しみです。
六波羅単代の総代・寺野南(てらのさうす)とは?
六波羅単代の総代は、寺野南(てらのさうす)という人物です。
寺野南の初登場は、漫画24巻の第207話。
初登場時は顔だけの登場です。
その後、208話で山岸が東京の勢力図を解説している中で港区を拠点とする最大の勢力、六破羅単代の総代として紹介されます。
右側頭部から首、胸にかけて彫られた大きな入墨(タトゥー)が特徴。
寺野南について、現時点でわかっている情報についてまとめました。
- 名前 :寺野南(てらのさうす)
- 通称 :”無双”のサウス
- 身長 :2m?
- 初登場:第207話
1:寺野南(てらのさうす)はとにかくデカイ
寺野南はガタイもよく、相当な大男です。
身長185cmの龍宮寺堅(ドラケン)を見下ろし、頭ひとつ分大きいことから、身長は2mを超えている可能性があります。
2:寺野南(てらのさうす)はめちゃくちゃ強い
寺野南は六破羅単代をまとめているだけあり、喧嘩がめちゃくちゃ強いです。
引退しているとはいえ、あのドラケンをパンチで宙に浮かせて一方的に殴るほど。
元天竺の四天王筆頭の鶴蝶(カクチョー)は、黒川イザナに次ぐ強さでしたが、その鶴蝶が配下についているという事からも相当な実力者だということがわかります。
3:寺野南(てらのさうす)はクラシック音楽好き?
寺野南でもう一つ特徴的なのが、音楽絡みの発言が多いことです。
210話で登場した際には「夜想曲(ノクターン)」と口にしている場面がありました。
夜想曲(ノクターン)とは、ロマン派時代に作られたピアノのための短い楽曲の事を指します。
夜想曲といえば、ショパンです。
また211話では、攻撃の強さに合わせて音楽用語の「フォルテ」をもじった掛け声を発する場面も。
音楽絡みの発言がどう繋がっているのかはここからの楽しみですが、寺野南は豪快な見た目とは裏腹に、以外に繊細な一面もあるのかも知れません。
六破羅単代のメンバー(幹部) 一覧
六破羅単代のメンバー(幹部)は、以下5名。
- 主席:鶴蝶(カクチョー)
- 第弐席:灰谷蘭
- 第参席:灰谷竜胆
- 第肆席:望月莞爾
- 第伍席:斑目獅音
名前を見てピンときた方もいるかもしれませんが、元天竺の幹部メンバーになっています。
主席:鶴蝶(カクチョー)
鶴蝶(カクチョー)は元天竺の四天王筆頭であり、タケミチの小学校時代の幼馴染です。
施設(孤児院)時代には、黒川イザナと主従関係を結んでいました。
鶴蝶の喧嘩の腕は、黒川イザナも認めるほどで「鶴蝶にくらべれば他の四天王は凪(ザコ)」と言わしめるほど、他の元天竺の四天王とは一線を画す強さでした。
また、天竺では唯一良心的な存在であった鶴蝶。
タケミチに黒川イザナの救済を依頼したり、マイキーを撃とうとする黒川イザナを止めたりしていました。
鶴蝶は関東事変で稀咲鉄太が放った銃弾に倒れ、入院していましたが一命を取り留めています。
その後、傷が癒えると更生することなく、再び不良の道に戻ったようです。
特に黒川イザナと関係の深かった鶴蝶なので、六破羅単代には黒川イザナの影が見え隠れします。
第弐席:灰谷蘭(はいたにらん)
灰谷蘭(はいたにらん)は、灰谷兄弟の兄であり、元天竺の四天王です。
元々、弟の灰谷竜胆(はいたにりんどう)と六本木を仕切っており、「六本木灰狂戦争」の中心人物です。
関東事変の後は逮捕されています。
兄弟のコンビネーション攻撃は強力で、東京卍會の副隊長レベルでも歯が立ちませんでした。
また、灰谷兄弟が身に纏っている特攻服が他のメンバーと違いますが、これは天竺の際も同じでしたし、六本木が港区であることからもしっかりと六破羅単代のメンバーであることがわかります。
(※六破羅単代の拠点が港区のため)
第参席:灰谷竜胆(はいたにりんどう)
灰谷竜胆(はいたにりんどう)は、灰谷兄弟の弟であり、元天竺の四天王です。
元々は、兄の灰谷蘭(はいたにらん)と共に六本木を仕切っており、「六本木灰狂戦争」の中心人物です。
兄同様、関東事変の後は逮捕されています。
柔軟性と変則的な動きを活かした関節技が得意で、兄とのコンビネーション攻撃は強力です。
第肆席:望月莞爾(もちづきかんじ)
望月莞爾(もちづきかんじ)は元川崎の「呪華武(じゅげむ)」のリーダーであり、元天竺の四天王です。
あだ名はモッチー。
警察官をボコボコにしたり、東京卍會弐番隊隊長の三ツ谷隆と互角以上の戦いをしたり、東京卍會の隊長クラスで最も強いと言われていた伍番隊隊長の武藤泰宏(ムーチョ)も倒したり、モッチーはかなりの強者です。
関東事変の後は逮捕されていました。
第伍席:斑目獅音(まだらめしおん)
斑目獅音(まだらめしおん)は元黒龍の9代目総長であり、元天竺の四天王です。
関東事変の後は逮捕されていました。
作中では倒されてしまうことが多いですが、経歴や過去のエピソードから考えても、そんじょそこらの不良よりも強いことは間違いありません。
斑目獅音の強さは、単純な戦闘能力に加えて、気を失った相手をメリケンサックで殴り続けるなど、残虐性や凶悪性が強い事が相まっています。
【おわりに】東京リベンジャーズの六波羅単代とは?寺野南(てらのサウス)とメンバー一覧まとめ
今回は、東京リベンジャーズに登場する「六破羅単代(ろくはらたんだい)」を中心に解説しました。
寺野南はドラケンを勧誘していますが、会話の内容から、2人は東京卍會解散後に知り合っている事が想像できます。
そんな中214話で、実は龍宮寺堅が梵のメンバーであることが明かされました。
交錯するそれぞれの関係を他所に、今後どのようにストーリーが展開されていくのか楽しみですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。