【怪獣8号】解放戦力の上限は何で決まるのか?「想いの強さ」で決まると思う4つの理由・根拠

2021年8月8日

マンガ「怪獣8号」の中でキャラクターの強さの指標となる「解放戦力」。

怪獣の筋肉繊維や細胞を組みこんで作られた防衛隊スーツの力をどれだけ引き出せているかによって解放戦力の数値は決まっています。

現時点で判明している解放戦力の最高数値は亜白ミナの96%で、最低数値は主人公の日比野カフカの1%です。

作中では訓練を積んだ一般隊員の解放戦力は約20%であり、ほとんどの隊員が解放戦力20~30%でそのキャリアを終えるとされています。
そんな中、市川レノや四ノ宮キコルをはじめとする防衛隊第3部隊のメンバーは訓練や実戦経験をとおして解放戦力の数値を伸ばしています。

このページでは解放戦力の上限を決める要素について考察してみたいと思います。

結論から言うと、解放戦力の上限を決める要素はおそらく、キャラクターの「想いの強さ」が影響しているのではないかと考えています。

理由は以下の4つです。

  1. 家系(血統)だけで解放戦力の上限は決まらなさそう
  2. 努力の量と解放戦力の上限は関係しない
  3. 才能だけでは語れない市川レノ&古橋伊春の「どたん場の成長」
  4. 想いが強いキャラが強い・成長をしている

※怪獣8号 40話までの内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

【理由1】家系(血統)だけで解放戦力の上限は決まらなさそう

キャラクターの強さを語る上でマンガによく出てくるワードとして「伝説の家系」や「最強一族の血統」など、キャラクターの出生に関係する要素があります。

怪獣8号のキャラの中でも以下の3名は家系や血統が強さに関係していそうです。

  • 保科宗四郎 :防衛隊第3部隊副隊長。室町時代から続く怪獣討伐隊の家系。
  • 四ノ宮キコル:立川基地 No.3の実力者。現防衛隊長官であり、かつて防衛隊史上最強と謳われた男「四ノ宮功」の娘。
  • 出雲ハルイチ:入隊試験時ではキコルに続く解放戦力であった。対怪獣兵器の国内最大手「出雲テックス」の御曹司。

ただ、家系や血統だけでは解放戦力の上限は決まらないと思っています。
その根拠として現時点で最高の解放戦力をもつ亜白ミナの存在です。

第2話で小学生時代のミナとカフカが図書館で怪獣について勉強している場面では、ミナは普通の小学生が着ていそうな服装をしています。

また小学校の時には飼育係をしており、三毛ネコを飼っていたなどのエピソードからもミナは一般的な家庭で育ってきたことがうかがえます。

解放戦力の上限が家系や血統のみで決まるのであれば、ミナの存在は説明ができません
つまり、家系や血統だけでは解放戦力の上限を決める要素にはならないと考えます。

【理由2】努力の量と解放戦力の上限は関係しない

努力の量で解放戦力の上限が決まるのであれば、ほとんどの一般隊員が解放戦力20~30%でキャリアが終わることに疑問が残ります

また古橋伊春の回想シーンのセリフでも努力だけでは超えられない壁があることがわかります。

古橋伊春

「もう2週間近く20%から伸びていない……あの日からずっと強くなることばかり考えて生きてきた
なのに、なのに…!!簡単に俺を追い抜いていきやがって……!!」

(引用:怪獣8号 第16話より)

以上より、ただ単に努力を重ねても解放戦力は伸びないことがわかります。

【理由3】才能だけでは語れない「どたん場の成長」

出生や努力の量が関係しないのなら、なにが解放戦力の上限を決めているのか。

最初にも言ったとおり、解放戦力の上限はキャラの「想いの強さ」が関係しているのではないかと考えています。

この「想いの強さ」と解放戦力の関係性を物語っているのが、第15話と第16話での怪獣9号との戦闘シーンです。

怪獣9号 vs. 市川レノ&古橋伊春

後に怪獣9号のコードネームがつけられるヒト型怪獣との戦闘中に、市川レノと古橋伊春が急激な成長を見せます。

怪獣9号の指から発射される攻撃にはじめはギリギリ対応できる程度のレノでしたが、戦闘中に徐々に対応できるようになっていきます。

市川レノ

「怖い 四ノ宮ですらやられた相手だ 俺に勝ち目なんてない
けど俺のなりたい隊員は… こんな時 仲間のために体張れる男だ!!」

(引用:怪獣8号 第15話より)

自分もカフカのように仲間(ここでは古橋伊春)のために体を張れる男になりたいという「強い想い」をキッカケに怪獣9号に対抗できるようになるレノ。

伊春のセリフからもレノが急激に成長していることがわかります。

古橋伊春「明らかに昨日までのレノと違う…!!」

(引用:怪獣8号 第16話より)

そして伊春は強大な敵を目の前に逃げるしかない自分と比べて、自分を守るために立ち向かっているレノに対して「気に入らない」という感情が湧きおこります。

しかし、「気に入らない」という感情の矛先はレノではなく、「昔から守られてばかりいる変わっていない自分自身」だと自覚する伊春。
その瞬間から、伊春の行動が変わりはじめます。

古橋伊春「いいかレノお前が俺を守るんじゃねぇ……俺がお前を守るんだバカヤロー」

(引用:怪獣8号 第16話より)

伊春は逃げずに、レノと一緒に怪獣9号を倒すことを決意。

最初は全くよけられなかった怪獣9号の攻撃をよけられるようになります。

保科副隊長も認めるレノだけが成長しているのであれば「才能」という言葉で片づけられたかもしれません
しかし、実際はレノだけではなく伊春も急激に成長していることから、「強い想い」をキッカケに解放戦力が上がっていると考えられます。

【理由4】強い想いをもつキャラが強い・成長をしている

マンガ怪獣8号の中でも「強い想い」を持っているキャラほど実力者であり、著しい成長をとげていると感じます。

特に「強い想い」とキャラの強さ・成長が関係していると思われる3つの場面を紹介していきます。

ケース1.四ノ宮キコルの生い立ち

四ノ宮キコルは入隊試験から解放戦力46%というズバ抜けた実力をもつキャラです。
しかし、その強さの秘密には父(四ノ宮功)に認めてもらいたいという純粋な想いがあるのではないかと思います。

幼少期より父に完璧であり続ける事を求められ、どんなに努力して結果を出しても現状に甘んじてはいけないと強く言い聞かされてきたキコル。

父に認めてもらうその日まで自分は完ぺきであり続けなければならないという一種の呪いめいた「強い想い」を持っています。

キコルの強さの秘密は親から認めてもらいたいという、子どもであれば誰でも持つ純粋な想いからきているのではないでしょうか。

ケース2.市川レノの驚異的な成長ぶり

入隊試験では解放戦力8%だった市川レノですが、入隊2か月後には18%とその実力をメキメキと伸ばしています。

保科副隊長もレノの成長ぶりを「驚異的」と言うほど。

このレノの成長のウラには主人公の日比野カフカの存在が関わっていると考えています。

レノは初期よりカフカのヒミツを知っており、カフカが人前で怪獣に変身しなくてもいいよう強さを求めているシーンが多くあります。

市川レノ「まだだ もっと強くならないと 先輩が変身しなくて済むように…!!」

(引用:怪獣8号 第13話より)

レノは人を守るために自分の身を投げ出すカフカを尊敬しており、自分が尊敬する人物を守りたいという「強い想い」が驚異的な成長に繋がっているのではないでしょうか。

ケース3.怪獣8号 vs. 四ノ宮功戦

最後は主人公日比野カフカ vs. 四ノ宮功戦から考察します。

主人公カフカの「想いの強さ」の根源はやはり亜白ミナとの約束でしょう。

vs. 四ノ宮功戦では功の圧倒的な実力を前にカフカの中の怪獣が暴走してしまい、制御不能になります。
あわや功をキコルの前で殺していまいそうになったその時、カフカはミナとの約束を思い出すことで自分を取り戻しました。

また、はじめて怪獣となってしまったカフカが元の姿にもどれたキッカケもミナとの約束を思い出したことでした。

以上より、カフカはミナとの約束を果たしたいという「強い想い」をもっており、怪獣8号の力を制御できているのも「強い想い」をもつカフカだからこそかもしれません。

まとめ

解放戦力の上限はキャラの「想いの強さ」で決まると考える理由を説明しました。

その理由は、以下の4つ。

  • 亜白ミナの存在が家系(血統)だけで解放戦力が決まることを否定している
  • 古橋伊春のセリフからも努力の量と解放戦力の上限は関係しない
  • 市川レノ&古橋伊春のどたん場での成長は「想いの強さ」がキッカケになっている
  • 強いキャラや成長をしているキャラはその根底に「想いの強さ」がある

まだまだ謎が多いマンガ怪獣8号ですが、これからの展開が楽しみです。

個人的にはキャラが成長する瞬間に瞳が変化することや、実力者の瞳には模様が現れているのも気になります。

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