

個人的にミステリー・サスペンス系の漫画が大好きで、よく読むジャンルです。
このページでは、実際に読んで面白かったミステリー・サスペンス漫画のおすすめをそれぞれ紹介。
気になるものがあれば、ぜひ試しに読んでみてくださいね。
ミステリー漫画のおすすめ5選
名探偵コナン |青山剛昌【連載中】
言わずと知れたミステリーの定番。
高校生探偵・工藤新一が薬を飲まされ、小学生に。新一は「江戸川コナン」と名乗り、小五郎の影で事件を次々に解決していきます。
コナンは事件自体も面白いのですが、より楽しむならメインストーリーに張りめぐらされた伏線に注目して欲しいです。
黒の組織関連や、コナンのまわりの人間関係にもいろいろと伏線があって、それがひとつに繋がったときのすっきり感がクセになります。
新一と蘭、服部平次と和葉など、ミステリー以外にラブコメも楽しめる作品。
関連記事:名探偵コナンの絶対見るべきオススメの話!アニメと漫画の神回まとめ【随時更新】
金田一少年の事件簿 |天樹征丸 、金成陽三郎、さとうふみや【連載中】
マガジンのミステリーといえば金田一少年の事件簿。
本編は、20周年記念シリーズやリターンズなど名前を変えながらも続いている人気作です。
名探偵コナンよりは少し大人向けな印象。
ギャグテイストの「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」は、本編で起こった事件を犯人目線で描いています。
読んでいると金田一に追い詰められている気分に…。
2018年からは、今までの金田一少年の20年後を描く「金田一37歳の事件簿」が連載中。
外天楼 |石黒正数【完結済 全1巻】
あらすじ
外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。
エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……?
謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜庭冴子は自分勝手な捜査を開始する。
“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!?奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!
(引用:講談社コミックプラス)
「外天楼」という建物に関する人々の話をまとめた短編集。
前の話の内容が、その後の話の伏線になっていたりと1冊で十分楽しめる作品です。
きれいにまとまっていて完成度が高いミステリー。
石黒正数さんの作品は、「それでも町は廻っている」と「外天楼」しか読んだことがなかったのですが、他の短編集も読んでみたくなるほど引き込まれるものがありました。
ちなみに現在は「天国大魔境」を連載中です。
ミステリという勿れ |田村由美【連載中】
あらすじ
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・久能 整(くのう ととのう)がタマネギをザク切りしていると警察官がやってきて…!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で…。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる…?(引用:小学館)
新しいタイプのミステリー漫画。
第1話「容疑者は一人だけ」では、主人公の大学生・久能 整(くのう ととのう)が容疑をかけられたまま取り調べ室で事件を解決してしまいます。
刑事たちの様子を観察し、とにかく語りに語る主人公。
洞察力がするどいのか、主人公の言っていることはほぼ当たっています。
新たな探偵像という感じが新鮮でした。
作者は「7SEEDS」などで有名な田村由美さん。
Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々 |ヨネダコウ【連載中】
主人公は保険調査員の夜明至(よあけいたる)。
保険屋さんから依頼され、事故や事件の調査をしていきます。
目撃者や当事者の証言をすり合わせて真実を解明していく様は、探偵のようです。
普通の探偵ものではなく、一風変わったミステリーが読みたい方におすすめ。
作者のヨネダコウさんはBL(ボーイズラブ)作品の漫画家さんとして知られているらしく、「Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々」も実はそっち系の漫画かなと勘違いしていました。
読んでみるとわかりますが、BL要素はほぼ皆無です。BL苦手な方も安心して読んでみてくださいね。
サスペンス漫画のおすすめ12選
約束のネバーランド |白井カイウ、出水ぽすか【連載中】
あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスで、ささやかながらも幸せな毎日を送る、3人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた…
子供達を待つ数奇な運命とは…!?(引用:『約束のネバーランド』公式サイト)
孤児院で暮らす、エマやレイ、ノーマンたちが主人公の話。
家族と楽しく暮らしていた孤児院は実は仮の姿で、本当は鬼に食べさせる優秀な子供を育てるための農園でした。
母親のように慕っていた「ママ」も、鬼の管理下にある人間。
序盤では、孤児院からの脱出を目的にストーリーが進みます。
ママとエマたちの駆け引き、だましあいなど、スリル満点。
その後の物語では、新たなステージへと進み、外の世界の秘密が明らかになっていきます。
賞を受賞したり、アニメ化が予定されていたり、大注目の作品。
関連記事:『約束のネバーランド』はサスペンス要素がある脱獄ファンタジー【漫画感想】
サマータイムレンダ |田中靖規【連載中】
あらすじ
幼馴染の潮が死んだ──。
その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。
滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が...? ひと夏の離島サスペンス!!(引用:少年ジャンプ 公式サイト)
ひとことで説明するとタイムリープもの。
幼なじみ・潮の葬式に参列するために故郷の島に帰って来た慎平。
事故だと思われていた潮の他殺疑惑、「影を見た者は死ぬ」という影の病など不可解な事が続き、妹の澪と調べることに。
しかし、調べていた矢先、慎平は澪の影に殺されてしまいます。
普通のタイムリープものと違うのは、戻る位置(日時)がどんどん後になっていくこと。
タイムリープの制限や条件などは明かされていませんが、戻った日時より前に戻ることはできません。
つまり、あとどのくらいやり直せるのかわからないという点が、より緊張感を感じさせます。
作者の田中靖規さんは、「僕のヒーローアカデミア」でおなじみの堀越耕平さんの師匠。
サマータイムレンダは、漫画アプリ「少年ジャンプ+」で読めます。
関連記事:アプリ「少年ジャンプ+」のおすすめ漫画やコインの貯め方・使い方をやさしく解説
概念ドロボウ |田中一行【完結済 全3巻】
あらすじ
欲望、勇気、魅力、道徳、まごころ……、人の中にある「カタチの無いもの」を盗まれた時、人はどうなるか? 世の中はどうなるか?
ここは数多の強奪者(=泥棒)が跋扈(ばっこ)する街、私立探偵・如月ウロは誰よりも巧く、盗む!(引用:アフタヌーン公式サイト)
目に見えない「概念」を盗むドロボウの話。
実態がないので、何を盗まれたのか本人にもわからず、読みながら推理していくのも楽しいです。
主人公は私立探偵・如月ウロ。
ウロ自身も実態のないものを盗むことができ、その経験から事件を解決に導きます。
スマートに事件を解決するウロと新米刑事の有馬ハルの名コンビも魅力。
前作のダーツ漫画・エンバンメイズも狂気的で面白かったです。
こちらは完結済・全6巻。
死役所 |あずみきし【連載中】
あらすじ
此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。
ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。
罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。魂抉る、死者との対話。(引用:コミックバンチweb)
この世とあの世の境にある「死役所」を舞台にした作品。
亡くなった方は死役所で手続きをした後に、死後の世界に行きます。
なぜ亡くなったのか、亡くなってどう思うのか…など、亡くなった方々にスポットをあてたヒューマンストーリー。
主人公・シ村さんをはじめ、死役所で働く方々の人生にも注目。
基本はショートストーリーで構成されているので非常に読みやすいです。
怖いような悲しいような不思議な話が盛りだくさん。
僕だけがいない街 |三部けい【完結済 全9巻】
あらすじ
毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。
ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ!
この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。(引用:KADOKAWA)
主人公・藤沼悟が、「リバイバル」という少し変わった能力のせいでタイムリープしてしまう話。
リバイバルは、「なにか悪いことがあると、その直前まで時間が巻き戻ってしまう」というもの。
しかも、原因がなくなるまで何度も。
つまり、リバイバルを辞めるには原因となる“なにか”を解決するしかありません。
とあるきっかけから10年以上も前の過去に戻り、試行錯誤を繰り返します。
とにかく伏線が見事な作品。
犯人がわかるまでは続きが気になって、読むのをやめられないほど引き込まれます。
テセウスの船 |東元俊哉【連載中】
あらすじ
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童16人を含む21人が青酸カリで毒殺された。
逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。
事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。
(引用:講談社コミックプラス)
主人公が過去にタイムスリップして、事件の真相を探る話。
主人公・田村心は、過去の時間軸で事件を捜査していくのですが
- (幸せな頃の)過去の家族と一緒に生活したり
- 実際には会ったこともない、過去の父親と行動を共にしたり
ちょっとうるっとくるような場面も多々あります。
サスペンスとしても十分面白いのですが、ほっこり部分とのバランスも良く、読みやすいです。
「僕だけがいない街」に少し似た雰囲気なので、「僕だけがいない街」が好きな方はぜひ読んでみてくださいね。
ゴールデンゴールド |堀尾省太【連載中】
あらすじ
現れたのは、福の神!? 島に降るのは、金か、血か——。
早坂はやさか琉花るか 、中学2年生。
他人の心の機微に聡く、内地の中学に上手くなじめなかった彼女は、両親のもとを離れ、祖母の住む瀬戸内の島で暮らしている。海で拾った「福の神」らしき置物に、琉花が願掛けをすると、置物そっくりな謎の異形が現れ!?
(引用:モーニング公式サイト)
孤島である「寧島」を舞台に繰り広げられる物語。
得体の知れない「フクノカミ」によって変わっていく島の人たちの様子が描かれています。
フクノカミの目的は何なのか、なぜ島の外の人間にはフクノカミの効力がないのか、謎だらけ。
フクノカミにとりつかれた人たちの表情に、ゾッとする場面もあります。
不気味だけど面白い作品。
関連記事:【感想】『ゴールデンゴールド』は背筋がぞっとする漫画
幽麗塔 |乃木坂太郎【完結済 全9巻】
あらすじ
時は昭和29年、神戸。
ニートの天野は幽霊塔と呼ばれる時計塔で何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。
テツオは言う「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」。
だが、テツオの正体は男を装う、女……!?(引用:ビッグコミックBROS.NET)
「幽麗塔」と呼ばれる塔の秘密をめぐるサスペンス。
昭和前期が舞台で、主人公は天野太一。
天野は、とあるきっかけで出会ったテツオという美少年に誘われ、時計塔の管理人の仕事を引き受けます。
しかし、仕事を引き受けたがために事件に巻き込まれることに。
犯人や、幽麗塔の秘密など、一度読みだすと止まらなくなるほどの面白さがあります。
物語の雰囲気にあった時代背景、登場人物、テンポの良いストーリーなど魅力がたっぷり。
ときには、ホラーのように恐ろしい描写もあります。
全9巻という短さでしっかりまとまった作品。
関連記事:『幽麗塔』は宝や人間関係をめぐる一気読み必至のミステリー・サスペンス漫画【感想】
憂国のモリアーティ |竹内良輔、三好輝【連載中】
あらすじ
19世紀末――。古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。
生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。
そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これはジェームズ・モリアーティ、或いはシャーロック・ホームズの敵の話――。
(引用:ジャンプSQ. 公式サイト)
コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」に登場する、モリアーティ教授が主人公の作品。
表の顔は大学教授、さらにコンサルタントとしてみんなの相談にのっているウィリアム・ジェームズ・モリアーティですが、「犯罪相談役(クライムコンサルタント)」という裏の顔があります。
身分や階級の差別に苦しむ人のために犯罪を犯すモリアーティーたちはダークヒーローのよう。
原作をアレンジした作品なので、原作を既に知っている方でも別の楽しみ方ができます。
親愛なる僕へ殺意をこめて |井龍一、伊藤翔太【連載中】
15年前に起きた残酷な連続殺人事件「LL事件」をめぐる人間模様を描いた作品です。
主人公は冴えない少年・浦島エイジ。
浦島エイジには、自分では思い出せない空白の時間があり、その原因を探るところから物語が始まります。
原因を調査するうちに、思わぬ事実が発覚し、今までの生活が一変することに…。
全体的にダークな内容で、読んでいると落ち込んだ気分になります。
人間の表と裏の顔が描かれているので、人間不信になるかも…
ただ、怖いんだけど予測不能の展開でついつい読み進めてしまう作品ではあります。
かなり過激な描写があるので、グロイ系が苦手な方は辞めた方がいいかもしれません。
漫画アプリ「マガポケ」なら無料で読めます。
DINNER(ダイナー) |平山夢明、河合孝典【連載中】
物語の舞台は、殺し屋専門のレストラン「キャンティーン」。
とあるきっかけで、「キャンティーン」のウェイトレスとして働くことになったオオバカナコの業務は常に死と隣り合わせ。
お客さんとして来店した殺し屋をもてなしたり、時には殺されかけたり…マスターのボンベロと共に数々の危機を乗り越えていきます。
作中では、様々な殺し屋が登場。
「殺し屋と言えば、銃やナイフを持っている」みたいな安易な想像を軽々超えてくるような、インパクトの強い殺し屋たちがゴロゴロ出てきます。
まさに、「狂っている」という言葉がぴったり。
「次こそ死ぬのでは…?」というスリルと、先の読めないハラハラ感がクセになります。
グロイ描写があるので、苦手な方は注意してください。
漫画アプリ「ヤンジャン」で数話無料で読めます。
虐殺ハッピーエンド |宮月新、向浦宏和【連載中】
漫画アプリ「マンガPark」で連載されている作品です。
原作は「不能犯」でおなじみの宮月新さん。
人を殺さなければ、永遠に同じ日をループするようになった主人公・草壁真琴。
病気で入院している妹の手術日まで日にちを進めるために草壁は殺人を犯し続けることに…。
正直な感想としては、とにかくグロい。
殺人がメインなので、血が飛び散ったりするシーンが苦手な方は読まない方が良いです。
- 草壁真琴は捕まることなく、妹の手術の日を迎えられるのか
- 手術の日を迎えた後、ループはどうなるのか
などが見どころです。
ちなみに、漫画アプリの「マンガPark」で読めます。
「マンガPark」については、こちらの記事で詳しくまとめています。
-
-
アプリ「マンガPark」の使い方・仕組みをわかりやすく解説!おすすめ漫画も紹介
続きを見る
ミステリー・サスペンス おすすめ漫画【まとめ】
個人的に、ミステリー・サスペンスは好きなジャンルなので、今後も面白い作品があれば随時追加・修正予定です。