子供から大人まで、幅広い世代に人気の「ジブリ作品」。
風の谷のナウシカやラピュタ、トトロなど有名作も多く、作品数は20を超えています。
このページでは、年代順にジブリ作品を紹介。
各作品のあらすじや見どころを簡単にまとめました。
「ジブリ作品を見たいけど、何を見ようかな」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
ジブリ映画が視聴できるサービスはこちらの記事でまとめています。
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ジブリ映画が見られる動画配信サービスはある?結論はDVDレンタル一択
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スタジオジブリ映画作品 一覧
公開年 | 作品名 |
1984 | 風の谷のナウシカ |
1986 | 天空の城ラピュタ |
1988 | となりのトトロ |
1988 | 火垂るの墓 |
1989 | 魔女の宅急便 |
1991 | おもひでぽろぽろ |
1992 | 紅の豚 |
1994 | 平成狸合戦ぽんぽこ |
1995 | 耳をすませば |
1997 | もののけ姫 |
1999 | ホーホケキョ となりの山田くん |
2001 | 千と千尋の神隠し |
2002 | 猫の恩返し |
2004 | ハウルの動く城 |
2006 | ゲド戦記 |
2008 | 崖の上のポニョ |
2010 | 借りぐらしのアリエッティ |
2011 | コクリコ坂から |
2013 | 風立ちぬ |
2013 | かぐや姫の物語 |
2014 | 思い出のマーニー |
2016 | レッドタートル ある島の物語 |
ジブリ映画 各作品のあらすじ・見どころ紹介
風の谷のナウシカ(1984年)
風の谷の王女ナウシカが国を守ろうと奮闘する、哲学的ファンタジー作品です。
抽象的な表現が多く、ジブリ作品の中で最もつかみ所のない映画。
紙飛行機のような乗り物「メーヴェ」や、沢山の光る目を持つ硬くて大きな生物「王蟲」などでも有名ですね。
風の谷のナウシカには熱狂的なファンが多く、原作の長編マンガを何日間もかけて読んだり、物語について考察して語り合うのが定番の楽しみ方になっています。
映画公開から何十年も経った今でも、たくさんの人に愛される作品です。
天空の城ラピュタ(1986年)
少女シータと少年パズーが主人公の、空に浮かぶ幻の大陸(ラピュタ)をめぐる冒険物語です。
「天空の城ラピュタ」には、ラピュタの血族のみが使える様々な「まじないの言葉」があります。
なかでも破滅の言葉「バルス」は有名ですね。
ほかにも「40秒で支度しな!」や「人がゴミのようだ!」など、見終わったあとにマネしたくなるセリフがあります。
テンポよく物語が進んでいくので、子供から大人まで楽しめる作品です。
となりのトトロ(1988年)
サツキとメイと、不思議な生き物たちとの交流を描いた物語です。
オープニング曲の「さんぽ」や、エンディング曲の「となりのトトロ」は、誰もが口ずさめる名曲。
トトロ、ネコバス、まっくろくろすけは、子供にも人気のキャラクターですし、ジブリ作品の“顔”とも言えます。
はじめてジブリ作品を見るという方にもおすすめできる映画です。
火垂るの墓(1988年)
中学生の清太と妹・節子が戦争時代を生きる姿を描いた物語です。
戦時中なのでつらい内容の映画ですが、節子がサクマのドロップスをカラカラと振る姿や、兄を頼る姿は本当に可愛いです。
「火垂るの墓」は実話がもとになっているので、戦争を知らない世代に戦争の悲惨さを伝える貴重な作品となっています。
家族の大切さ、命の尊さを再確認させられる映画ですね。
ネットでは「火垂るの墓」を見せる年齢について賛否両論ありますが、個人的には後世にも伝えていくべきだと思います。
魔女の宅急便(1989年)
13歳の小さな魔女・キキの成長や冒険を描いた物語です。
頭には大きなリボン、そして黒いワンピースを着て、ほうきに乗る姿は女の子が憧れる魔女そのもの。
「魔女の宅急便」完成後に、「宅急便」がヤマト運輸(株)の登録商標だと判明し、まさかのお蔵入り作品になる危機を迎えました。
ジブリスタッフは大慌てで、なんとかヤマト運輸(株)に映画のスポンサーになってもらう事で無事映画公開になった、という逸話があります。
優しく心温まるストーリーは、ほっこりしたい時におすすめの映画です。
おもひでぽろぽろ(1991年)
27歳の平凡なOL・タエ子が、帰省中の寝台列車で少女時代を思い出しながら「本当の自分」を探す物語。
日本映画らしい静かな作品です。
物語のほとんどがタエ子の回想シーンで、展開もゆっくり。
女の子の「あるある」をそのまま映画にしたようなリアルさで、忘れていた何かを小5のタエ子が教えてくれます。
一方で「おもひでぽろぽろ」は、つまらない人にはつまらないようで自分大好き映画、意識高い系などいう声もありますね。
個人的には主人公と同じ25歳〜35歳くらいで観ると楽しめるのではないかと思います。
紅の豚(1992年)
主人公は、豚になった中年男ポルコ・ロッソ、舞台は1920年代のイタリア。
飛行艇乗りとして何度も勝負をしながら、ロマンを追い求める男臭いファンタジー作品です。
ポルコはダンディな魅力であふれており、男の「こうでありたい!」という想いを詰め込んだような人柄。
ちょいワル男のジブリ版といったところでしょうか。
ポルコの「飛べない豚はただの豚」というセリフは太った人をからかうのに使われますが、実際は「飛ばない豚はただの豚」と言っています。
アクション映画好きな中年男性におすすめの映画です。
平成狸合戦ぽんぽこ(1994年)
人間が開発を進める地域に住んでいるタヌキたちの話。
タヌキたちが生き残りをかけ、「化け学」で対抗する姿がユーモラスに描かれています。
タヌキ達の掛け声「そいやっさ!」はリズム感があり、耳に残っている方も多いのではないでしょうか。
全体的にナレーションが多めの物語なので、絵本好きな子供なら十分楽しめます。
耳をすませば(1995年)
中学3年生の月島雫(つきしましずく)と、同級生の天沢聖司(あまさわせいじ)のほろ苦い成長を描いた青春ラブストーリー。
雫は物書きの卵、聖司はバイオリン作りの卵です。
作中で雫が訳詞した「カントリー・ロード」は有名な曲となり、様々なカバーソングが存在します。
また、この作品がアニメの「聖地巡礼」ブームのきっかけになったといっても過言ではないでしょう。
「耳をすませば」の舞台となっている聖蹟桜ヶ丘の駅には、耳をすませばに関する案内看板もあるほどです。
もののけ姫(1997年)
森と人間の距離感、『生きろ。』をテーマにしたジブリの集大成とも言える映画です。
大きな山犬に育てられた「もののけ姫」サンと、猪神から「人間を憎む呪い」をかけられた旅の少年アシタカが登場します。
「もののけ姫」は、当時の国内興行記録を塗り替え、大きな社会現象となりました。
映画のヒットにあわせて、米良美一さんが歌う主題歌も大流行。高音キーで歌うモノマネが人気でした。
アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞した「もののけ姫」には、何度も繰り返して見るほどの価値があります。
ホーホケキョ となりの山田くん(1999年)
朝日新聞の4コマ漫画をもとに制作された、なんともゆるーい作品。
団地に住む山田家の、ほのぼのとした日常が描かれています。
ジブリが20億円以上かけてアニメ化しましたが、結果的に赤字で終わってしまいました。
主題歌の「ケセラセラ」とは、「なんとかなるさ」という意味。なんとも心地良い曲です。
肩の力が抜ける映画といえばとなりの山田くん以外ありません。
千と千尋の神隠し(2001年)
9歳の女の子・千尋(ちひろ)が主人公のファンタジー作品。
不思議な温泉街が舞台になっていて、千尋が成長する姿を描いています。
作中に登場する温泉宿のモデルはいくつかありますが、なかでも愛媛県松山市の「道後温泉」が有名。映画の影響もあり映画公開後は観光客が激増したようです。
「千と千尋の神隠し」には、カオナシやハクなど人気キャラクターも登場します。
ショッキングなシーンから物語がはじまりますが、コミカルなシーンも多く子供から大人まで楽しめる映画です。
世界からの評価も高く、アカデミー賞など様々な賞を受賞しています。
猫の恩返し(2002年)
女子高生・ハルが猫の世界を冒険する、童話のようなファンタジーです。
「猫の恩返し」は、1995年のジブリ作品「耳をすませば」の主人公・雫が書いた物語としても有名。
「耳をすませば」に出てくるネコも登場するので、「耳をすませば」を見た後に鑑賞する事をおすすめします。
主題歌はつじあやのさんの「風になる」で、のどかな曲調はこの映画の世界観にぴったりです。
ハウルの動く城(2004年)
18歳の少女・ソフィーと、魔法使いの青年・ハウルの恋を描いたファンタジー作品。
ソフィー役を女優の倍賞千恵子さん、ハウル役を歌手の木村拓哉さん、荒地の魔女役を美輪明宏さん、マルクル役を神木隆之介さんが演じ、豪華な声優陣でも話題となりました。
魔法使いの物語だけあって、動く城の仕掛けも見事です。
世界観が素敵で、子供から大人まで楽しめる映画。
ゲド戦記(2006年)
父を殺し国から逃げ出した王子・アレン、旅をする大賢人・ゲド、顔に火傷を負った少女・テルーの生々しい姿を描いたダークファンタジー。
宮崎駿の息子、宮崎吾朗が初めて監督をした作品です。
「こんなのジブリじゃない」という声や、「もしジブリではなかったら、もっと評価されていたのではないか」という声など、賛否両論あります。
作中でテルーが歌う「テルーの子守唄」はCMでも使用され、歌声の美しさはもちろん、歌詞やメロディにもファンが多いです。
子供にはショッキングな内容が多いので、どちらかというと大人向けの作品。
崖の上のポニョ(2008年)
5歳の宗介と、さかなの子「ポニョ」が町を巻き込んで冒険する、笑いあり涙ありのファンタジー作品です。
主題歌「崖の上のポニョ」は、キャッチーなメロディと可愛らしい歌声で、たちまち国民的な人気曲となりました。
わかりやすく、テンポ良く進むストーリーなので、小さな子供からお年寄りまで楽しめる映画です。
借りぐらしのアリエッティ(2010年)
小人の女の子・アリエッティが、病弱な男の子・翔との交流を通し、人間と共存するために奮闘する姿が描かれています。
声優陣はアリエッティに志田未来さん、翔に神木隆之介さん、他にも大竹しのぶさん、竹下景子さん、藤原竜也さんが起用され、その豪華さでも話題となりました。
アリエッティのアクションシーンがあぶなっかしく、ヒヤヒヤ。でも、一生懸命な姿がとても可愛いです。
子供も楽しく見ることができる映画になっています。
コクリコ坂から(2011年)
高度経済成長期の日本が舞台。16歳の少女・海と、17歳の少年・俊が心通わせる姿を描いた作品です。
宮崎吾朗の2作目の監督作品であり、宮崎駿と共同で製作したことでも話題となりました。
昭和らしい風景はもちろん、昭和時代の価値観がとても良く表現されており、日本アカデミー賞を受賞しています。
昭和の時代を知っている大人には懐かしく、昭和を知らない子供には目新しさがあるので、世代をこえて楽しめる映画です。
風立ちぬ(2013年)
航空機設計者の青年・堀越二郎が主人公。
堀越二郎は実在する人物で、その半生をモデルにストーリーが描かれています。
仕事への苦悩、恋愛のはかなさなどがリアルに表現されたヒューマンドラマ。
作中に登場する効果音はすべて人の声で録音されており、クオリティの高さが話題になりました。
ドキュメンタリー寄りで、やや大人向けの作品です。
かぐや姫の物語(2013年)
日本の童話「竹取物語」のジブリバージョンです。
あらすじは童話と同じですが、とても切なく泣ける仕上がりとなっています。
ジブリらしいカラフルな絵は一切なく、白をベースに水墨画の様なさっぱりとした、力強いアニメーション作品です。
思い出のマーニー(2014年)
心を閉ざした12歳の少女・杏奈と、謎の少女・マーニーの物語。
2人が出会い、ひと夏の不思議な体験を通して成長する姿を描いています。
ジブリ作品で、2人の少女が主役になっているのは「思い出のマーニー」が初。
美しい景観の中で物語は静かに進みます。
どちらかというと女性向けの作品ですが、ミステリーが好きな男性でも楽しめると思います。
不思議な感動で胸がジーンとする映画です。
レッドタートル ある島の物語(2016年)
ジブリには異例の無音作品です。
無人島から抜け出そうとする男が、自然や神秘、愛とふれあって変化する姿を描いています。
初めて外国人監督を起用、海外プロダクション製作として大きな話題となりました。
国内での評価は高くありませんが、海外では賞も受賞して高く評価されています。
音がないので、見る人の感性によって全然違う物語になるのも面白いところ。
まさに、大人のジブリです。
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