迷宮の十字路(クロスロード)の犯人・犯行動機をネタバレ解説!京都の平次の初恋相手は誰?【名探偵コナン】

迷宮の十字路(クロスロード) 感想

2003年公開の劇場版第7作目となる「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)」。

「迷宮の十字路」は、2016年のファン投票で、歴代19作品の中から1位に選ばれた作品

京都が舞台だったり平次と和葉が活躍していたりと、2017年公開の映画「から紅の恋歌(ラブレター)」と共通点がありますね。

オープニングで、平次の色黒は、じっちゃん譲りだったと判明しました(笑)

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迷宮の十字路(クロスロード) 事件の犯人は西条大河

迷宮の十字路の犯人は、盗賊団「源氏蛍」のナンバー2である西条大河

盗賊団「源氏蛍」のメンバーは皆、義経の家来の名前で呼ばれており、西条大河は盗賊内で「武蔵坊弁慶」という名前でした。

コナンが、犯人=西条大河に気づいたきっかけは、弓をやっていることを隠していたから

鞍馬山で平次が狙われた際、使われたのは弓でした。

弓をやっていることがバレると犯人だとバレてしまう、そう思った西条は経験者だということを隠していたのでしょう。

しかし、体に染みついた弓の動作は自然と仕草に出てしまうもの。

  • 正座をする際に「半足をひく動作」をした
  • 専門用語である「やまくら(矢の枕のこと)」を口走ってしまった

というささいなことから、コナンたちは犯人を見破りました。

迷宮の十字路(クロスロード) 犯人の犯行動機と事件の真相は?

犯行動機は、盗賊団が過去に盗んだ仏像を独り占めし、「義経流」という剣道道場を作るためでした。

今までは盗賊団の首領が住職を務めていた玉龍寺で剣道道場を開いていたが、首領は死亡。
玉龍寺は取り壊されることになってしまい、同時に剣道道場を開く場所もなくなってしまいました。

そもそも事件の発端は8年前にさかのぼります。

8年前、盗賊団「源氏蛍」は山能寺で仏像を盗み出しました
しかし、その時に仏像の額についていた白毫(びゃくごう)が外れてしまいます。

外れ落ちた白毫(びゃくごう)を拾ったのが、同じく8年前に山能寺に忍び込んでいた服部平次

盗賊団「源氏蛍」は白毫(びゃくごう)を探しましたが見つからず、とある雑誌で白毫(びゃくごう)を持って行ったのが服部平次だと知ります。

時おなじくして、盗賊団「源氏蛍」は子分たちに遺言を残して亡くなります。
その遺言というのは、「仏像の隠し場所を探し当てた者を次の首領にする」というもの

首領が残した絵の暗号に、仏像の在りかが示されていました。

暗号が解けなかった西条は、毛利小五郎に解いてもらおうと考え、絵の暗号を山能寺に投函。
相談してきた山能寺の住職に対して、毛利小五郎に相談するよう助言しました。

子分のひとり・桜正造は仏像の売却ルートをもっており、西条大河に手を組まないかと持ち掛けてきます。
しかし、西条は最初から仏像を独り占めしようと思っており、わざと桜の話に乗ったフリをしました。

その後、西条が桜を殺害したのは、仏像の売却ルートを自分で見つけたからです。

西条は、犯行に使った凶器を位置情報がわかる端末とともに川に流し、あとから回収しようと考えていました。
そうすることで、外部犯の犯行に見せかけようとしたのです。

ちなみに、盗賊団「源氏蛍」の中では「武蔵坊弁慶」という名前を与えられていた西条大河ですが、本人は義経になりたかったとのこと。

理由は弁慶よりも義経が好きだから。

「は?」という感じですが…だから剣道道場の名前も「義経流」なんでしょうね…。

迷宮の十字路(クロスロード) 内容ネタバレ

盗まれた仏像・手紙と暗号


(画像:京都の桜写真

小五郎が依頼を受けた為、京都の山能寺を訪れたコナン達。依頼主は寺の僧・竜円。5日前に寺の郵便受けに入っていた差出人不明の手紙の謎を解いて欲しいという。

『この絵の謎を解けば 仏像の在り処が判る』という文章と共に、1枚の絵が同封されていた。

山能寺では、8年前に御本尊・薬師如来が盗まれていたのだ。

コナンと平次のコンビ

五条大橋を訪れたコナンは、平次に会う。先日殺されたタコ焼き屋のおじさんと平次は顔馴染みで、犯人の手掛かりを探すため、京都に来ていた。

コナンは平次に暗号を見せ、一緒に解読していく。

狙われる服部平次

鞍馬山を訪れた際、平次は何者かに弓で狙われる。

犯人はバイクで逃走し、平次とコナンもバイクで後を追う。

このカーチェイスならぬ、バイクチェイスがすごすぎて…確実に股が死ぬと思う(笑)

結局は煙幕のせいで犯人を取り逃がしてしまい、またしても狙われる平次。犯人は平次の持っていた水晶玉を狙っていた

ピンチになったところで和葉が駆けつけ、犯人は逃走。

お茶屋で殺人事件

(画像:京都フリー写真素材

先斗町の茶屋・桜屋で、古美術商の桜正造が殺害される。

コナンと平次は、桜の遺体から入手した鍵で、桜の経営する店へ侵入。

(いくら探偵とはいえ、不法侵入だよ!笑)

本棚には、伊勢参郎」と書かれた「義経記」があり、桜が源氏蛍のメンバーだと判明する。

工藤新一登場

暗号を解いたコナンと平次のもとに電話が。

和葉を誘拐した犯人の指示通り、玉龍寺に向かおうとするが、平次は無理がたたって倒れてしまう。

犯人にさらわれた 和葉を助けにきたのは、服部平次に変装した工藤新一だった。

元の体に戻れたのには、灰原の協力があった。阿笠博士が開発した“風邪と同じ症状を引き起こす薬”を飲んだ状態で、白乾児(パイカル)を飲めば一時的に戻れるかもしれないと提案し、成功。

薬の効き目が切れそうになったところで、本物の服部平次が登場

コナンの姿に戻りそうになったため、新一は姿を隠すことに。

倒れたのに、わりとあっさり登場する平次。

平次は和葉に、このこと(新一に会ったこと)を蘭に言うなと口止めする。

(この後すぐ会っちゃうんですけどね!)

新一は逃げる途中に蘭と会うが、正体がばれるのを恐れて麻酔銃で眠らせてしまう

犯人

一連の殺人事件の 犯人は、西条大河源氏蛍のナンバー2で、“武蔵坊弁慶”の名をもらっている

西条が犯人だと気づいたきっかけは、

  • 正座をする時に“半足をひく動作”をしていた
  • 専門用語である“やまくら(矢の枕のこと)”をつい口にしてしまった

この事から、 西条は弓をやっているが、それを隠しているとわかった。

事件の真相を解説

コナンの推理によると、8年前に平次が忍びこんだのは山能寺だった。

そこで平次が拾った水晶玉は、初恋の人が落としていったものではなく仏像の額にはまっていた白毫(びゃくごう)

平次が寺に忍び込んだ日、盗賊団・源氏蛍も山能寺の本堂に忍び込み、仏像を盗み出した。

しかし、途中で白毫(びゃくごう)が外れてしまう。

後から気づき手下に探しに行かせたが、白毫は平次が持ち去ってしまった

雑誌の記事をみて、8年前に白毫を持っていったのが平次だと知った犯人。

そして同じ頃、死期を悟った首領・義経は、仏像の隠し場所を示した絵を子分たちに渡し、謎を解いた者を次の首領にするという遺言を残す

子分の1人だった桜が、犯人に手を組もうと言ってきた。

桜は、犯人の剣の腕を見込んで、他の子分たちを殺すようにそそのかし、仏像を売った金を山分けしようと提案。

桜は仏像の売却ルートを握っていた為、自分だけは安全だと思い込んでいたが、犯人は最初から宝を独り占めするつもりで桜の話にのったふりをしていた。

しかし、犯人は宝の場所を示す暗号が解けなかったため、山能寺に手紙を入れ、相談してきた竜円に対し、名探偵の毛利小五郎に依頼するよう勧めた

桜を殺害したのは、インターネットを使った別の仏像売却方法が見つかったから

凶器は、位置情報がわかる端末と一緒にペットボトルにいれて川に流し、あとから携帯で位置を調べて回収するという方法を使い、外部犯の犯行に見せかけようとした。

犯行動機

仏像を独り占めしようとしたのは、 義経流という剣道の道場を作る為

以前は、首領が住職をやっていた玉龍寺を使わせてもらっていたが、首領が死んで寺は取り壊されることになってしまった

幼い頃の和葉が歌っていた手まり歌がヒントに

犯人に追われ、平次と和葉が追い詰められた部屋には、引き出しがたくさんあるタンスが置かれていた。

盗賊団の会話から、刀が“弁慶の引き出し”にあることを突き止め、さらに引き出しが京都の通りを示した地図の形と一緒だと気づく

舞妓・千賀鈴(ちかすず)が『手まり歌』と呼んでいた歌は、 京都の通りの名を覚えるための歌

しかし、 和葉は、“あねさん”のところを“よめさん”と歌っていた

クライマックス

西条と戦う平次がピンチに陥ったとき、コナンは刺さった弓を足場にして、空中でボールを蹴る。

実現不可能とも思えるアクション。

そして犯人を気絶させて、捕まえた平次。

宝のありか

空中に飛んだ際、 コナンは玉龍寺の寺の形に気づき、すべての謎が解けた。

建物が“玉”の形になっていて、点の位置に鐘楼が。

そこに仏像が隠されていた

平次は初恋の相手が遠山和葉だったことに気づく

平次は、千賀鈴=初恋の人と勘違いするが、和葉が手まり歌を歌ったことでやっと気づく。

平次の初恋の相手は和葉

化粧をして、髪型を変えて、着物を着ていたので和葉だと気づかなかっただけ

(普通気づくだろ笑。でもハッピーエンドですごく良いですね!)

やっと会えた新一と蘭

新一と会ったのは夢だったと落ち込む蘭だが、コナンの機転で夢じゃなかったと気づく。

(一瞬会えただけなのに、「やっと会えた」とあんなに喜ぶ蘭ちゃん可愛すぎる!新一は幸せ者だなぁ。)

『迷宮の十字路』のネタバレ感想

コナンと平次のコンビが大活躍

住職の円海が、コナンと平次の事ことを義経と弁慶に例えていました。

五条大橋のシーンでわかりますが、コナンが義経、平次が弁慶ですね。

まさに名コンビです。

和にこだわっている

舞台が一貫して京都で、特に義経と弁慶ゆかりの地が登場します。

終盤に登場する『玉龍寺』は架空の寺ですが、鞍馬寺がモデルになっているそう。

義経についての知識があったり、京都に詳しければより一層楽しめたのかなと。

とにかく京都にひたれる作品

(舞台の聖地めぐりも面白そう。)

弓や剣道、刀は村正など、和に関するものが登場し、和というテーマで統一されていて違和感がなかったです。
さらにエンディングで流れる 倉木麻衣の「Time after time〜花舞う街で〜」が世界観とマッチした神曲!

ラブコメ

今作は、「平次の初恋の人は誰なのか」というのも謎のひとつだったのですが、予想通りハッピーエンドでファンも喜ぶ収まり方でした。

(まぁ、気づけよと思ってしまいますが…笑)

そして、平次と和葉だけでなく、さらっと新一と蘭のストーリーも盛り込んでしまっているのがまたいいですね。

(どっちも会えて良かったね!)

そして、新一が一時的とはいえ、元の姿に戻るという貴重な展開でファン歓喜!

ちょっと変な関西弁でしたが、前よりは上達していました(笑)

「探偵さ」の決めゼリフは、何度見ても、とにかくかっこいい!

今回は薬が切れてあっさり撤退してしまったけど、またいつかスクリーンで大活躍してほしい。

こだま兼嗣監督の最後のコナン作品、やはり名作です。

から紅の恋歌(ラブレター)』といい、京都が舞台の作品は完成度が高いですね。

当サイト内には、コナン映画全作品を視聴し、ランキングをまとめた記事もあります。

もし興味があればあわせて読んでみてくださいね!

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