2019年に公開された「劇場版名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」ですが、ひどいという口コミを多く見かけます。
他にも「意味不明」「ツッコミどころが多い」など酷評する声が。
なぜそんなにも紺青の拳はひどいと言われているのでしょうか?
このページでは、紺青の拳がひどいと言われている6つの理由をまとめました。
紺青の拳(フィスト)がひどいと言われる6つの理由
紺青の拳がひどいと言われる理由は、主に以下の6つです。
- アクション・ラブコメ色がつよい
- 犯人がわかりやすくてミステリー要素が薄い
- キャラクターを前面に押し出し過ぎている
- キッドが絡む映画はつまらない
- 脚本がいまいち
- 主題歌があわない
1:アクション・ラブコメ色がつよい
紺青の拳見に行った。
— ばっしゅ (@A4iGTLpGiV6NhrU) April 12, 2019
最近の映画にありがちなアクション色強めで自分が求めてるものとはやはり違う。
つまらないの一言。
コナンにラブコメ要素はいらない。最近のは出しすぎててそういう層を狙ってるとしか思えない。
『名探偵コナン 紺青の拳』観賞。今回はラブ路線強め。京極&園子要素がガッツリなので2人に興味がなかったら全くつまらない仕様。犯人もハナからわかってるしトリックもありきたり。唯一良かったのは新一&蘭の進展を知ったキッドの反応。そりゃそうなるわな(笑)。相変わらずアクションはド派手。
— おのぶ (@onobujubilee) May 16, 2019
紺青の拳見たー!これはひどい!シンガポールからどうやってOKとったの???
— 純 (@satm_vxy10) April 14, 2019
劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」は、ラブコメ・アクションがメインと言っても過言ではありません。
そのため、ミステリー要素を求めて映画を見た方からは「ひどい」という声があるようです。
「紺青の拳」では園子と京極さんのケンカ~仲直り、そして絆が強くなるまでの定番ともいえるラブコメが描かれています。
アクションシーンもコナン映画史上最大級の損害額になるくらい、爆発がすごいです。
特にクライマックスは、よくシンガポールがOKを出したなと思えるくらいの、どでかいアクションシーンが待っています。
京極さんの人間離れした技も健在。
どちらかとミステリー重視のコナン映画が好きな方にはおすすめしませんが、ラブコメ・アクションに振ったコナン映画が好きな方は楽しめます。
2:犯人がわかりやすくてミステリー要素が薄い
紺青の拳初見だけど推理要素少くない?
— どかん (@dokanami_18) April 17, 2020
バトルシーンとかかっこいいと思うけど駄作って言われるのも分かる
コナンの映画は声で犯人すぐわかる
— ばん@ガソミ参加 (@Chamomile373) April 18, 2021
紺青の拳も梶さんが犯人なの一発で分かったし
紺青の拳は劇場で観てて、あっ、絶対犯人こいつだ、と映画の1/4くらい過ぎたところですぐ分かってしまった コナンはだいたい犯人と動機はすぐわかるので、トリックを解くのがメインなんかな
— すずむぎ👓 (@frfr_mmm) April 17, 2020
劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」では、犯人役に有名声優を起用していました。
そのためか、少し声優に詳しい方なら声を聞いただけで声優さんの名前がわかりますし、おそらく重要ポジション(犯人役)であることは想像できます。
私自身も、キャラクターの第一声で声優さんがわかりましたし、おそらく犯人なんだろうなと思いながら見ていました。
そして、予想どおり犯人だったので「あ、やっぱりね」という感じです。
私と同じように思った方は多いのではないでしょうか。
単純にその声優さんのファンであれば楽しく見られると思います。
しかし、謎解きを求めてコナン映画を見たのであれば、声優さんで犯人がわかってしまうのは一番がっかりなパターンだと思います。
3:キャラクターを前面に押し出し過ぎている
名探偵コナン 紺青の拳」鑑賞。えっ、つまんねぇ…… 歴代最低の出来なんじゃないか…… いつもつまらないなりに見所があって、クライマックスのドンガラガッシャーンドカーン!しんいちーーー!らーーーん!が面白いんだけど、今回は園子も絡ませなきゃ、キッドも絡ませなきゃって見せ場を至る所に
— 白拍子y (@shirabyoushi_y) April 13, 2019
紺青の拳観てきたけど、ふっつーに全く面白くない。もはや駄作だと感じた。各キャラがカッコよく描かれてるから満足だろ?て言われてるように感じたけど、キャラで見てるわけじゃないから話の陳腐さに目がいった
— しき (@shiki_yume) April 17, 2019
過去のコナン映画はキーパーソンがひとりというパターンが多かったですが、劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」はキーパーソンが複数います。
そうなると、各キャラクターごとに見せ場が必要になってきて、結果的にごちゃついている印象を受けるのかもしれません。
紺青の拳を境に、キーパーソンが複数いるコナン映画が増えてきた印象です。
- 紺青の拳の次の作品である「緋色の弾丸」は、赤井ファミリー
- 翌年の「ハロウィンの花嫁」では、警察学校組と高木・佐藤
- その翌年の「黒鉄の魚影」では、灰原哀と黒の組織のメンバー、安室、赤井(沖矢)
- そして2024年「100万ドルの五稜星」では怪盗キッドと服部平次・遠山和葉
各々の見せ場を作ってもきれいにまとまっている作品はあるので、そのへんは見せ場の作り方次第なのかなと思います。
ここ最近の、キャラクター人気に寄せたコナン映画があまり好きでない方には、紺青の拳もキャラクター色が強くてつまらないと感じるのではないでしょうか。
コナンはいろいろなキャラクター同士の掛け合いも面白いので、個人的にはキーパーソンが複数いるのも好きです(^^)
4:怪盗キッドが絡む映画はつまらない
申し訳ないけど名探偵コナンの映画で怪盗キッドメインのテーマだとつまらない。
— 🐈⬛🐈🐇@Are you ready? (@amamix_) September 30, 2023
業火の向日葵、銀翼の奇術師、天空の難破船、紺青の拳とか本当に酷い。
他のに比べて面白いと思えるか?
世紀末の魔術師、探偵たちの鎮魂歌はいいんだけど他はハズレでしょ。
紺青の拳なぁ…キッドメイン張ると基本つまらないんだよなぁと思いつつ見た業火の向日葵が予想以上のつまらなさだったせいで警戒しちゃう
— アッパー (@q220h) April 20, 2019
「業火の向日葵」以降、怪盗キッドが出るコナン映画は駄作が多いという声があります。
「業火の向日葵」「紺青の拳」どちらもつまらないと感じた方々が、「怪盗キッドが出ているコナン映画はひどい・つまらない」と言っているようです。
怪盗キッドが出るとどうしてもコナンに協力してしまうので、キッドとコナンのなかよし感みたいなのが嫌いな方もいるのではないでしょうか。
立場的にコナンと対立するはずの怪盗キッドですが、コナンがピンチのときには助けてくれて、そのつかず離れずな距離感が良いところだとは思うですが…。
5:脚本がいまいち・ツッコミどころが多い
紺青の拳は脚本あまりにひどい。ゲストキャラの山崎育三郎と梶裕貴の関係をもっと料理できただろう。主題歌が良いのとシンガポール舞台なのが新鮮なのと、ゲストキャラの声優とデザインはよかった
— OWL (@owl_zatsu) October 26, 2021
コナン映画、紺青の拳。相変わらず犯人の描写も大雑把でたとえ犯人がわかっても何も心に響かない。犯人の顔をもっと覗きたいのに制作側が覗かせようとしてくれないキャラを使った内輪的な盛り上がりを見せるための余分シーンに侵食される。トリックも笑えるほど雑だったしラブコメにしてもつまらない
— フル (@51r71zMI13nCuz1) April 16, 2019
劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」は、脚本がひどい・ツッコミどころが多いという声も見かけました。
- コナンが秘密裏にシンガポールに入国できたこと
- 蘭がコナンを見て「アーサー・ヒライ」という別人だと納得したこと
などは、「え?」と思わずツッコミたくなります。
脚本に関しては、リシ(梶裕貴)とレオン(山崎育三郎)の関係性をもっと描いて欲しかった、ラブコメ・アクションに振りすぎて、ミステリー要素が少なかったなどの声が多く、それが「脚本がひどい」という意見につながったのだと思います。
6:主題歌があわない
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』鑑賞。
— ハッシー (@KOTA_fm1025) April 16, 2019
素直に楽しかったけど、またキャラクター映画になったのは悲しい。
ミステリーは納得いかない部分はあるし、ラスト辺りのストーリーの流れがあまりにも乱暴で楽しいけどつまらないコナン映画。
あと主題歌合わないしダサい pic.twitter.com/AjtwkbuSji
主題歌はあんまり合ってないな #紺青の拳
— けむなみ (@ultraviolet_ing) April 19, 2020
劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」は、主題歌が合っていないという声もありました。
個人的には、コナンに登坂広臣さん(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE)の歌のイメージはまったくなく、主題歌が決定したときは「どうなのかな?」と思いましたが、いざ映画館で見ると意外に合っていた印象です。
まとめ
劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」がひどいと言われている理由を6つまとめました。
- アクション・ラブコメ色がつよい
- 犯人がわかりやすくてミステリー要素が薄い
- キャラクターを前面に押し出し過ぎている
- キッドが絡む映画はつまらない
- 脚本がいまいち
- 主題歌があわない
「ひどい」「意味不明」「ツッコミどころが多い」など酷評する声がありますが、ラブコメ・アクションが好きな人は楽しめる作品だと思います。
紺青の拳のネタバレ記事でも感想をまとめていますが、私自身、紺青の拳はわりと好きな部類の作品でした!
犯人がわかりやすいのは、どうしても犯人役にうまい声優さんを起用せざるを得ないので仕方がない部分もあるのではないでしょうか。
シンガポールの夜景もきれいに描かれていましたし、怪盗キッドとコナンのわちゃわちゃした仲良し感が出ていて、そこも良かったです。
「紺青の拳はひどい」という声もある一方で、ラブコメが好きな方、怪盗キッドが好きな方からは好評価も得ている作品なので、賛否両論あるのだと思います。
気になる方は、ぜひご自身の目で一度お確かめください!