スパイファミリー打ち切り完結で連載終了と言われた理由はなぜ?休載・作者死亡説が出たのが原因?

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世界的な大ヒットを巻き起こしている遠藤達哉先生の漫画作品「SPY FAMILY(スパイファミリー)」。

しかし、スパイファミリーには”打ち切り完結”や”連載終了”というウワサが流れていたのをご存じでしょうか?

「スパイファミリー打ち切り完結のウワサは本当?」
「連載終了や作者死亡説ってどういうこと?」

今回はこのような疑問について調べてみました。

本記事を読むと、以下のことがわかります。

  • スパイファミリーの打ち切り完結のウワサは本当か?
  • 連載終了と言われている理由はなにか?

結論から言うと、スパイファミリーは打ち切り完結になっていません。連載終了のウワサもデマのようです。

SPY FAMILY(スパイファミリー)打ち切り完結で連載終了のウワサは本当?

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SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になり、連載が終了するというウワサは本当ではありません

現に、スパイファミリーは「少年ジャンプ+」にて絶賛連載で、2024年6月24日に100話まで更新されています。

遠藤達哉先生も自身のXで記念コメント&イラストをポストしていましたね。

単行本の発行部数は、驚異の3,500万部を超えを記録しました。

さらに2023年12月には「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が上映。観客動員数444万人、興行収入60億円突破という数字をたたき出しています。

SPY FAMILY(スパイファミリー)打ち切り完結で連載終了のウワサが流れた3つの理由

「スパイ」のイメージ画像

SPY FAMILY(スパイファミリー)打ち切り完結で連載終了のウワサが流れた理由は、主に3つあります。

  • 理由1:休載が多いため
  • 理由2:過去の連載作品が短い期間で連載終了していた
  • 理由3:一時期、作者死亡説が出たため

1つずつ詳しく説明していきます。

理由1:休載が多いため

実は、SPY FAMILY(スパイファミリー)は休載の頻度が多いです。

正確には本編が掲載されず、ストーリーを補足する番外編、特別イラストや過去の読み切り作品が掲載されることも少なからずあるのです。

スパイファミリーは「隔週月曜日更新」となっています。

単純計算(1年間で月曜日は52回÷2)すると26話ほど話が進むはずなのですが、連載開始からの更新話数は下記のとおり。

  • 2019年 1話~18話(18話)
  • 2020年 19話~38話(20話)
  • 2021年 39話~58話前編(20話)
  • 2022年 58話後編~73話(15話or16話)
  • 2023年 74話~92話(19話)

連載開始が年の途中の3月だったため、2019年の更新話数はむしろ多い方。

2020年、2021年は20話をキープしており、これが遠藤達哉先生の理想のペースなんだろうと思います。

問題は…と言ったら言葉が悪いかもしれませんが、打ち切り完結で連載終了のウワサが流れた原因は、おそらく更新話数が極端に少ない2022年でしょう。

58話が前後編だったためカウントの仕方によって変わりますが、15話または16話と、前後の年と比べてあきらかに少なくなっています。

このあたりでウワサが生まれ、広がっていったのかな?と予想します。

そもそも「スパイファミリーの休載が多い」と言われる理由はなんなのか?2つ考えられます。

  • 1つ目は、ジャンプ+での更新が”隔週月曜日”ということを知らずに勘違いしてしまった読者によるもの
  • 2つ目は、映画化に伴って作者が忙しくなってしまった可能性がある

1つ目の理由は、前述したとおりですね。

2つ目の理由は、更新話数が極端に減った2022年は「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」の上映を控えた前の年でした。

劇場版映画に向けての会議や打ち合わせが頻繁におこなわれていたため、ストーリー本編を進めることが難しかったのではないでしょうか?

ファンからは休載が多すぎると言った声や、作者を気遣う声があがっていました。

理由2:過去の連載作品が短い期間で連載終了していた

遠藤達哉先生は、読み切り作品以外に過去2作品を連載しています。

  • TISTA(全2巻)
    掲載誌:ジャンプSQ.
    掲載期間:2007年12月号 - 2008年8月号(8ヶ月)
  • 月華美刃(全5巻)
    掲載誌:ジャンプSQ.
    掲載期間:SQ 2010年6月号 - 2012年2月号(1年8ヶ月)

掲載されていたのが月刊誌の「ジャンプSQ.」ということもありますが、どちらの作品も連載期間は短めな印象。

作品の魅力、良し悪しは置いておいて、当時の漫画情勢や流行に乗れず、作者の意図しない場面での連載終了……つまり”打ち切り完結”になっていた可能性は大いにあります。

同じ作者の作品ということもあり、連載時の検索結果や情報が「スパイファミリー打ち切り完結」のウワサに繋がったのではないかと考えられます。

しかし、「TISTA」「月華美刃」は共にとてもすばらしい作品で、10年以上経った今でも根強いファンがいるほどです。

両作品、現在は「ジャンプ+」にて掲載されており、1~3話は無料で読むことができます。これを機会に、遠藤達哉先生の他作品にも触れてみてはいかがでしょうか?

>>少年ジャンプ+公式サイト「TISTA - 遠藤達哉」試し読みページ

>>少年ジャンプ+公式サイト「月華美刃 - 遠藤達哉」試し読みページ

理由3:一時期、作者死亡説が出たため

SPY FAMILY(スパイファミリー)打ち切り完結のウワサが流れた3つ目の理由は、作者である遠藤達哉先生が死亡したという説が出たためです。

しかし遠藤達哉先生は死亡しておらず、現在生きています

遠藤達哉先生がご存命なのにも関わらず、作者の死亡説が浮上してしまった理由はなぜ

考えられるのは、漫画の中のキャラクターが死亡した、または死亡する可能性が高かったことが挙げられます。

ストーリーの盛り上がりにあわせて、「スパイファミリー 〇〇(キャラクター名) 死亡」といったキーワードでの検索が増え、結果として、作中での死亡説と作者本人の死亡説が入り交じり、奇妙な勘違いを生んでしまった。

それがウワサのもととなり、広まっていったのではないでしょうか? 

今後SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になる可能性は低い!3つの理由

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結論から言うと、SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になる可能性は低いと考えられます。

打ち切りではなく、作者の意図した結末で物語を締めくくるまで連載される…そう考えられる理由を3つ紹介いたします。

  • 理由1:SPY×FAMILY 5th ANNIVERSARYを記念する特別サイト
  • 理由2:TVアニメ「SPY FAMILY(スパイファミリー)」第3期の放送
  • 理由3:おもしろい漫画だということ

詳しく説明していきましょう

理由1:SPY×FAMILY 5th ANNIVERSARYを記念する特別サイト

まず、SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になる可能性が低いと考える理由の1つ目は、5周年特別サイトが作られたからです。

2019年から連載されているSPY FAMILY(スパイファミリー)は、現在5周年を迎えます。

そこで設けられたのが、5周年を記念する特別サイト「SPY×FAMILY 5th ANNIVERSARY」。

特別サイトは”通常版”に加えて、人気キャラクターのアーニャを中心とした”アーニャのかんしゃ版”の2つが見られる楽しい作りになっています。

これは一見の価値あり。

読者への感謝の気持ちを込めた5つのコンテンツが順次公開されるという力の入れようで、今後も作品の盛り上がりを大いに期待できる内容となっています。

理由2:TVアニメ「SPY FAMILY(スパイファミリー)」第3期の放送

次に、SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になる可能性が低いと考える理由の2つ目は、アニメ3期の制作が決定しているからです。

漫画だけではおさまらないSPY FAMILY(スパイファミリー)人気は、アニメにも及んでいます。

2022年4月から分割2クールでSEASON1が、翌年2023年にSEASON2が放送され、現在は「MISSION:37」までを各プラットフォームで視聴することが可能。

その人気はすさまじく、漫画を読まない層、普段はアニメを見ない人も楽しめる内容でした。

2024年6月には、アニメ公式Xで「SEASON3制作決定」の情報がポストされました。

放送時期は未定ですがファンからのリアクションも多数あり、漫画が連載されてから5年、アニメが放送されてから2年が経ちますが、その人気はおとろえ知らず。

円満完結ならまだしも、ジャンプ+編集部の方々が”打ち切り”にする理由が見当たりませんね。

理由3:おもしろい漫画だということ

そして、SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になる可能性が低いと考える理由の3つ目は、単純に面白い漫画だからです。

やはり最大の理由はこれです。SPY FAMILY(スパイファミリー)はおもしろい…だから打ち切り完結にならない。

今まで話してきた「SPY×FAMILY 5th ANNIVERSARY」も「TVアニメSEASON3」も、すべては”漫画がおもしろい”という理由が根底にあるのです。

発行部数3,500万部は伊達ではありません。

謎が少しずつ紐解かれていくストーリー、遠藤達哉先生の本来の持ち味であるシリアス展開が繰り広げられる昨今のスパイファミリーは見どころ満載です。

物語が佳境に入りつつある今、少なくとも打ち切り完結はありえない!今からでも遅くはありません。ぜひ、漫画を手にとってはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、SPY FAMILY(スパイファミリー)が打ち切り完結になるというウワサが流れた理由について解説しました。

  • 休載が多いため
  • 過去の連載作品が短い期間で連載終了していた
  • 作者である遠藤達哉先生の死亡説が浮上したため
  • スパイファミリーはストーリーの完結まで掲載される可能性が高い

スパイファミリーが打ち切り完結になるというウワサは完全なデマですので、引き続き安心して漫画&アニメの更新・続報をお待ちください。

これからもキャラクターにどんどん活躍してもらい、おもしろい展開で読者を引き込んで欲しいですね。

-打ち切り・完結のウワサ