ミステリと言う勿れのエピソードの中では、『虐待』に関するエピソードが少なくないですが、炎の天使編ほど虐待に焦点を当てた回はないと思います。
炎の天使の事件では、過去に虐待された経験のある井原香音人と下戸陸太という人物が登場します。
このページでは
- 炎の天使の正体
- 井原香音人と下戸陸太の関係性
- 「炎の天使」による放火事件の内容ネタバレ
をまとめています。
「炎の天使」の正体は?
#ミステリと言う勿れ
— 【公式】ミステリと言う勿れ 月9 (@not_mystery_) February 24, 2022
第7話 episode.5 完結編
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炎の天使の正体は……⁉️
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「炎の天使」の正体は井原香音人と下戸陸太です。
最初に「炎の天使」として名乗り放火を始めたのは香音人ですが、後半の炎の天使は陸太1人での犯行となっています。
井原香音人と下戸陸太の関係性
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井原香音人が「炎の天使」として行動している中、出会ったのが下戸陸太です。
香音人の放火によって虐待から解放された陸太。
陸太は香音人にとても感謝して懐いており、炎の天使の犯行を手伝うようになりました。
下戸陸太が井原香音人を殺害した理由
下戸陸太は、井原香音人のことが憎くて殺害したわけではありません。
赤いものを見ることができない下戸陸太の発作と、勘違いが重なって香音人を殺害してしまったのです。
陸太は自分の家族を炎の天使に焼き殺してもらって以来、赤いものを見ると身体が痛くなるという症状を抱えています。
一方、香音人は自分が助け出した子供たちが本当に幸せになれているのかを確認したくて、かつて自分が放火して助けたはずの虐待サバイバーの1人に会いに行きます。
ところが、その少年は虐待する親を殺してくれと依頼したことへの激しい葛藤を抱えて生きており、決して幸福になってはいませんでした。
気持ちはわかると伝える香音人でしたが、その少年は香音人の言葉を否定します。
香音人の親はあくまで失火で亡くなったのであり、自分たちのように『親を殺してくれ』と依頼したわけではありません。
失火で虐待親を亡くしたのと、自ら許可を出して親を焼き殺したのでは全然違う。香音人に自分たちの気持ちはわからないと拒絶します。
そして香音人は、もう(炎の天使は)出来ないと決断するのです。
炎の天使をやめることに、陸太は反対しました。
自分は救われたから、もっとたくさんの虐待被害にあっている子供たちを助けようと訴えました。
そんなある日、陸太が痛がるから絶対に家に持ち込まなかった赤い色の林檎を、香音人は調理していました。
もう炎の天使をやめるから、自分は捨てられるのだと勘違いした陸太は香音人を刺殺してしまいます。
しかし、香音人は本当はアップルパイを食べたいと思っている陸太のために、ロシア風のアップルパイを作ろうとしていただけだったのです。
「炎の天使」の放火事件をネタバレ解説
それでは、一連の炎の天使による放火事件の騒動と、主人公・久能整の行動を紹介していきます。
写真の場所を訪れた久能整は火災現場に遭遇
病院で出会ったライカと、午前3時・午後3時に待ち合せをするのがお決まりになっていた久能整。
大学が冬期休みに入ったある日、待ち合わせ場所に行くとライカはおらず、桜の樹に写真の入った手紙が留められていました。
2枚ある写真には火の甲骨文字が描かれた壁が写されており、2つとも裏面に住所が記されています。
整は「ここに行けということだろうか」と、その場所を訪ねると、なんと火災現場となっていたのです。
そして顔馴染みとなった刑事も現場には来ていますが、その場所で整は香音人に出会います。
下戸陸太と整の再会・会話
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下戸陸太に病院の食堂で絡まれた整。
病院の温室に新しく出来た足湯で、整は陸太に再会します。
昼間、食堂でぶつかったことを詫びる整。
ふと陸太を見ると、左右で異なる6の字と9の字の入った真珠のピアスをしていることに気がつきます。
真珠にはヒーリング効果があると整が話したことで、陸太はいったん話に食いつきますが、結局先に足湯から上がり帰ろうとします。
たまたま足湯の管理人が持っていた赤いポインセチアの鉢植えを見た陸太は痛みを訴え、うずくまってしまいます。
コートで陸太をかばうようにする整と、ドクターコールをしようとする管理人。
しかし陸太本人から「無駄だ」、「赤いものを見ると痛くなるだけだ」と言われてしまいます。
病院で妙なマークをみた整は池本から都市伝説サイトの話を聞く
ライカから病院の壁にも同じ甲骨文字が描かれていることを聞いた整は、顔馴染みとなった刑事・池本に通報。
池本から「炎の天使」の情報を得ます。
炎の天使は都市伝説のように言われており、ネットに「炎の天使」都市伝説サイトがあるというのです。
虐待されている子供が、親を燃やして欲しい時に火の象形文字(甲骨文字)に似た絵を描いておけば、炎の天使が虐待親ごと家を燃やしに来る。
そして炎の天使はお香の匂いがする、と。
虐待されている子供に許可を得る、子供に放火をするか決めさせるという部分に整は何か思うところがある様子でした。
下戸陸太にはめられる整だったがライカからもらったクリスマスプレゼントに救われる
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放送まで、2時間きった💨
\#整 と #ライカ を繫ぐ
ポストカードとオーナメント
今夜、整は"真相"にたどり着く……#ミステリと言う勿れ
第7話 episode.5 完結編
9時からです! pic.twitter.com/aTRGf6IbeG
陸太は整を殺害対象として狙いますが、ライカのクリスマスプレゼントが功を奏して、整は難を逃れます。
クリスマスのとき、ライカの提案によりささやかなクリスマスプレゼント交換をした整とライカ。
ライカが整にくれたのは、病院の売店で売っていたと言うツリーのオーナメントです。
赤い苺みたいで可愛いだろうという理由からだったのですが、ツリーを持っていない整はスマホにつけておくことにしました。
陸太は赤いものが苦手だったため、ライカからもらった赤いオーナメントのおかげで整は助かったというわけです。
そもそもなぜ整が命を狙われるハメになったかというと、炎の天使の邪魔になったからです。
虐待を受けている少女を病院で見つけ、その両親を殺害することに決めた陸太。
色々なことによく気づき、なおかつ警察の関係者でもある整を不審に思ったため、ついでに焼け死んで貰おうという流れになったのです。
甲骨文字のマークを病院の壁に描いた少女の家はアパートだったため、他の住人を巻き込むことになる。
だから、病院の倉庫に少女の両親を軟禁し、そこで火事を起こそうとしたのです。
陸太は、病院のクリスマスボランティアだと偽って整を呼び出すことに成功します。
どの道、深夜3時にライカと待ち合わせしていた整は嘘のボランティアを引き受けてしまったのです。
しかし、間一髪で怪しいことに気がついた整は引き返そうとし、陸太と揉め合いになりました。
タイミング良く池本からかかって来た電話を邪魔に思った陸太は、整のスマホを取り上げようとします。
整のスマホには真っ赤なオーナメントがついていたため、赤いものを見た陸太は発作に襲われたというわけです。
下戸陸太が「先輩」と呼んでいる人物の家に行く整
公式が行く🍛#ミスなか建物探訪🏠
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第三回 炎の天使の家
☑️なんだか秘密基地のよう🛠️🪚
✅少し暗めで読書には向かない🙅
☑️猫脚のバスタブ🐈
✅大量の玉ねぎ発見🧅
まさか、#整くん がここでもカレーを⁉️#ミステリと言う勿れ#第7話明日夜9時 pic.twitter.com/F0LbNYLjjA
陸太の罠から逃れた整は、発作に苦しむ陸太に「赤い色で痛みが起こるようになったのはいつからか」と尋ねます。
陸太が火事で生き残った少年だったことを、事前に調べていた整。
「陸太が放火犯なのか、炎の天使なのか」と整は問いますが、陸太は否定します。
続けて、「では、猫をつれているという先輩が炎の天使なのか」と問いかけ、陸太の先輩だという香音人との対面を要求しました。
そうして整は、陸太の案内でK町の倉庫街にある香音人という人物の家を訪ねます。
語られる井原香音人の過去
お楽しみに!
— 早乙女太一 (@taichi_saotome) January 24, 2022
『ミステリと言う勿れ』
<毎週(月) 21時~21時54分>#ミステリと言う勿れ#井原香音人#早乙女太一https://t.co/hUfbSojy34 pic.twitter.com/CsIzNhiIq6
香音人は整との対面を受け入れ、まず愛猫のシシを紹介します。
シシは額の柄がシチリア島(シシリー島)の形に似ていることから、その名前をつけたという香音人。
自分には運命の猫だと思えたと語ります。
シシリー島のカネート・デイ・カロニアという村では、昔から自然発火現象が起こるのです。
発火の原因は全くの謎で、現代でも理由がわからないという話を読んで、香音人は自分の話だと思ったそう。
そこから香音人は自分の過去を話し出します。
香音人の名前は、母親の趣味がお香だったことから名付けられました。
お香は『嗅ぐ』のではなく『聞く』のです。
だから、香音人。
自分と火は切り離せない兄弟のようなものだと香音人は言います。
父と離婚してから息子である自分を溺愛しつつも、いじめるようになった母に香音人は混乱します。
そしてある日とうとう母親は「一緒に死のう」と、香音人の首を絞めたのです。
「ああ、自分は殺されるのだ」と悟った香音人は、きっと死ぬのは自分だけで母親は死んだりしないと考えます。
その時、香炉の炭が畳の上に転がり、香音人の家は燃えてしまいました。
香音人は必死に逃げだしましたが、母親は助からなかったと言います。
しかし、突然自由になったあの瞬間の爽快感は忘れられないと。
香音人に助けてもらったと言う下戸陸太の過去
陸太もまた、ひどい虐待家庭で育ちました。
もともとカエルに似た容姿を持つ陸太。
できの良い兄と差をつけて育てられていましたが、その兄が病気で他界して以来、母親から虐待を受けるようになります。
父親は不干渉で、陸太は母親の虐待にされるがまま。
食事も与えられず肌も歯もぼろぼろな状態でした。
そこで香音人が、まだ練習中だから上手く出来るかわからないけれど燃やしてあげようかと持ちかけたのです。
陸太は親を殺す許可を出したことに対して、「腹がすいていたし、あのままだったら殺されていた。ぬくぬくと大学に通ってるお前(整)なんかにわかるもんか」と言います。
感謝していると。
ありがとう、香音人さんと。
それで良いではないかと。
都市伝説サイトの運営者に接触した警察と、整からの電話に違和感を感じた池本
その頃警察では、青砥と池本と風呂光の3人が炎の天使の都市伝説サイトの管理人に事情聴取を行っていました。
整からかかってきた電話を受けた池本は、電話の向こうから聞こえる会話に違和感を感じます。
整、陸太、香音人の3人で会話をしているはずが、そのうち2人の声が同じに聞こえると。
【明かされる衝撃の事実】井原香音人は下戸陸太によって既に殺されていた
陸ちゃん……#ミステリと言う勿れ pic.twitter.com/UGGhg1JxXF
— 【公式】ミステリと言う勿れ 月9 (@not_mystery_) February 21, 2022
香音人は助けたはずの虐待児童が幸せにはなっておらず、苦しんでいるという事実を目の当たりにして、もう炎の天使をやめようと思いました。
しかし陸太はまだまだ苦しんでいる虐待児童はたくさんいるのだから、続けようと主張。
「だから、あなたは香音人さんを殺したんですか」という整の問いに、陸太は愕然とします。
「陸太の先輩だという香音人が本当に実在するのかどうか半信半疑だった」語る整。
整が最初の火災現場で会ったのは香音人ではなく陸太で、病院の食堂で絡まれた時とまるで様子が異なっていたから混乱したと言います。
そして香音人の家を訪れている今も、ずっと香音人として喋っていたのは陸太。
香音人という人物を一度も見ていないと告げるのです。
整に現実を指摘されてから陸太の視界は変わります。
お金持ちが住むと言われているK町の倉庫街にあるピカピカの自宅は、汚れて散らかった部屋となり果てていました。
そして床には、香音人を刺した時のものと思われる血痕が染みついています。
陸太は全てを思い出し、泣き叫びます。
猫のシシが大きな冷蔵庫をひっかくのを見ておびえ、「やめてシシ」「やめろ!」と叫ぶ陸太。
しかし、初めから猫なんておらず、すべて陸太にしか見えていない幻でした。
陸太は「自分では世話が出来ないから」と言い、シシも香音人の遺体とともに大きな冷蔵庫に入れていたのです。
最後にライカが香音人に伝えた言葉(数字の暗号)は何?
多少冷静さを取り戻し、自供を始める陸太。
「死刑になるのかな。それまで何をしていたら良いのだろうか」と言う陸太に、整は自分の過去の話します。
かつて自分も色々とあって、家に帰りたくなかったことがあると。
そして、図書館の庭でぼんやりしていた時に話しかけてくれた人がいたことも。
整は「考えて、考えたことを誰かに話してください」と陸太に告げます。
その後ろをさっそうと通り過ぎたのはライカでした。
待ち合わせに来ない整を残念に思ったライカは、自分が整にあげたはずのオーナメントが倉庫前に落ちているのを見つけたのです。
倉庫に軟禁されていた夫妻を見つけ、その夫妻から話を聞き、香音人の部屋までやって来ました。
ライカは「こんなことだろうと思っていた」と香音人に告げ、暗号文で香音人への最期の言葉を贈ります。
ライカが伝えた暗号文は『感謝する。君の火に助けられ、苦痛は過ぎ去り、私は喜びに満ちている』でした。
ライカも同じく、香音人に救済された虐待児童のひとりだったのです。
井原香音人と下戸陸太が登場する「炎の天使」の話は「ミステリと言う勿れ」原作コミックス何巻何話?
「炎の天使」の話は「ミステリと言う勿れ」原作コミックス5巻の1話から4話(記述ではepisode8~episode8-4)となります。
【おわりに】ミステリと言う勿れ・ 炎の天使(放火犯)の正体は?香音人と陸太に隠された秘密まとめ
炎の天使編、1年前からの放火事件の犯人は下戸陸太です。
しかし、最初に炎の天使として動き出したのは井原香音人。
その香音人を殺害したのは陸太でした。
陸太が香音人を殺害した理由は、発作と誤解が重なってしまったからです。
「陸太が嫌がる赤いものを絶対に家に持ち込まない」という暗黙の了解を、香音人が破ってしまったことがきっかけとなりました。
殺したくて殺したわけではなく、気づいたら殺していた…という哀しい結末だったのです。
