『HUNTER×HUNTER』のヒソカは幻影旅団に対して、強い殺意を抱いています。
ヒソカがなぜ幻影旅団のメンバーを狩り始めたのか、そして既に狩られたのは何人なのか、さらにはなぜマチを殺さなかったのか。
ヒソカの行動は一見すると不可解です。しかし、その行動や思考には深い意味が隠されていると考える人も少なくないでしょう。
この記事では、
- ヒソカが幻影旅団狩りを始めた理由
- ヒソカに狩られた幻影旅団のメンバーは何人か?
- マチを殺さなかった理由
などを考察を踏まえてまとめました。
結論、ヒソカが旅団狩りをする一番の理由は、本気のクロロと一対一で戦いたいからだと考えています。
ヒソカが旅団狩りをする理由はなぜ?
ヒソカが旅団狩りをする理由は、ヒソカが団長クロロと一対一の真剣勝負を待ち望んでいるからだと考えられます。
ポイントは、ヒソカが『本気のクロロ』との戦いを強く望んでいるという点です。
以前、クロロがクラピカの能力の1つである「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」により念能力を使えなくなったことがあります。
結果、ヒソカは戦いを求めていましたが果たされませんでした。
そして今回のクロロ戦となるのですが、旅団員の共闘の可能性がありました。
ヒソカの熱望する純粋な真剣勝負とは少し異なる戦いになっていたのです。
そのため、ヒソカは再びクロロと真剣勝負をする意思を持っていると考えられます。
おそらく、ヒソカは旅団狩りを行うことで、クロロとの一対一の真剣勝負を確実なものにしようと考えています。
旅団狩りの目的は団員からの直接的な協力や能力の貸与を防ぐためではないでしょうか。
ヒソカの計算上は、団員を殺害することで、他の団員の関与を無くし、クロロが怒り復讐を求めて戦いを挑むだろうと考えていることでしょう。
このように、ヒソカによる旅団狩りは彼の計算と、真剣勝負への渇望に基づいていると言えるでしょう。
ヒソカが狩った幻影旅団のメンバーは現時点で何人?
ヒソカは幻影旅団の団長クロロとの戦闘後に『旅団狩り』を開始しました。
ヒソカがこれまでに狩った人数は以下の2人です。
- コルトピ
- シャルナーク=リュウセイ
いつ旅団狩りにあったのか、なぜヒソカに殺されたのかを解説します。
コルトピ
ヒソカの旅団狩り最初の犠牲者の1人が公園のトイレで殺害されたコルトピです。
ヒソカ対クロロの戦闘後、トイレで「終わりよければ全てよし」と少しヒヤリとしたが無事に終わったと安堵していたコルトピ。
トイレを終えようとした時に、トイレットペーパーを差し出してきたのが、ヒソカでした。
その後、殺害され頭部だけとなったコルトピを持ったヒソカがトイレから出てくるという形でコルトピの人生は幕を閉じました。
なぜコルトピが最初に殺害されたのか?
コルトピが最初に殺害された理由としては、対クロロ戦で共闘していた可能性があることと幻影旅団の戦力を大きく削ぐ重要な戦略の1つだったことが考えられます。
ヒソカは強者であるクロロとのタイマンを望んでいましたが、戦闘の最中に共闘の可能性が出てきたことや幻影旅団の中でも、特に能力が重要でありながら、防御が脆弱なコルトピを選んだ可能性が高いです。
コルトピの能力「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」は、幻影旅団にとって重要な戦略的価値があるものでした。
しかし、コルトピは非戦闘員的な立ち位置であり、戦闘においては弱点が多いためにヒソカはこの弱点を狙って彼を最初の標的に選んだと考えられます。
シャルナーク=リュウセイ
ヒソカの旅団狩りの2番目の犠牲者がシャルナークです。
コルトピの頭部を持ったヒソカがトイレから出てきた際に、シャルナークはすぐさま接近を試みました。
ヒソカが投げたコルトピの頭部を持った直後、強烈な打撃を食らってしまいます。
次のシーンでは、ブランコの鎖に手首を結ばれカラスに啄まれる死亡したシャルナークの姿でした。
なぜシャルナークは殺害されたのか?
コルトピ同様に対クロロ戦で共闘していた可能性があることや、幻影旅団の中でも特に知能が高く、能力的にも戦略面で重要な役割を担っていたことから幻影旅団の機動力を削くためだと考えられます。
幻影旅団は2〜3人1組で行動することが多く、1対多数となると都合が良くない上に、シャルナークのように戦術や能力において重要なメンバーを優先的に殺害しておく必要があったのでしょう。
シャルナークの能力「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」は非常に強力で、携帯電話を使って他人を遠隔操作できるというもの。
これは幻影旅団の作戦において非常に重要で、ヒソカはこの能力を排除することで、旅団の戦術的な柔軟性と戦闘力を低下させることを狙ったのではないかと考えられます。
ヒソカがマチを殺さなかった理由は?
ヒソカはなぜマチを殺害しなかったのか。
殺さなかった可能性としては、以下の2つの可能性があると思っています。
- ヒソカの個人的な感情が絡んでいた可能性
- 旅団狩りをする上での戦略的な計算
1. ヒソカの個人的な感情が絡んでいた?
マチは幻影旅団の中でも、特に技術的に優れた念能力者であり、天空闘技場にてカストロ戦の後にヒソカの怪我を治療したことがあります。
また、ヒソカとマチはヨークシン編においても2人1組で行動していたこともあり、念能力的にも2人は相性が良さそうです。
さらに、グリードアイランド編ではヒソカがマチに対して「クロロと自分のどちらに生き残ってほしいか」という質問を投げかけていたところでヒソカが好意を抱いているのではないかと感じた人も多いことでしょう。
以上のことから、マチに対するヒソカの個人的な感情が絡んでその場では殺害せずに終わったのではないかと考えられます。
2. 旅団狩りをする上での戦略的な計算
2点目のマチが殺害されなかった理由としては、クロロ戦にてマチが共闘していた可能性が低いことや、強者と戦いたいというヒソカの欲望を100%満たすための計算が働いていたことが考えられます。
幻影旅団は過去にメンバーが殺害された時に、旅団全員で弔い合戦をしたことがありました。
コルトピやシャルナークが殺害されているという事実を知った他の旅団メンバーは当然怒りをあらわにするはずです。
そして、マチを拘束し生かすことで「いつでも旅団狩りを行うことができる」というメッセージがあり、計算的に幻影旅団を焚き付けているのかもしれません。
結果本気の状態のメンバーに対して旅団狩りを行えると考えた可能性があります。
まとめ
今回はなぜヒソカが旅団狩りをするのか、旅団狩りにより殺害したメンバーやその数、マチを殺さなかった理由を考察を踏まえて紹介しました。
要約すると、
▷旅団狩りの理由: クロロとの一対一の真剣勝負による再戦を希望している
ヒソカは旅団狩りにより幻影旅団のメンバーを殺害することで、自らの戦闘欲を満たすとともに、旅団の戦力を削ぎつつ真剣勝負に向けて旅団メンバーを減らすという狙いがありました。
▷狩られたメンバー: コルトピ、シャルナーク
ヒソカが最初に狙ったのはコルトピで、次にシャルナークを殺害しました。2人は旅団において環境を変えられるレベルで戦略的に重要な位置を占めています。
クロロ戦にて共闘の疑いもあったことから、ヒソカは彼らを排除することで旅団の戦力を弱めました。
▷マチを殺さなかった理由: 個人的感情と戦略的計算
マチを殺さなかったのは、彼に対する個人的な感情と、戦略的な計算によるものであると考えられます。怪我の治療をしてもらったことやチームを組んだことがあり好意にも捉えられるような感情、「いつでも狩ることができる」というメッセージを残し全力の旅団メンバーと戦闘するという計算があったと考えられます。
今後、旅団狩りがどのように進んでいくのか。次のターゲットは誰なのか気になるところです。
連載再開となり、話が進むのを楽しみにしましょう。