『Orange(オレンジ)』は、当初5巻で一度完結。
その後、登場人物のひとりである須和弘人の視点でストーリーが進む話や、最終的な未来の話を収録した第6巻が発売となりました。
このページでは、おもしろいポイントや感想をまとめています。
『Orange(オレンジ)』の基本情報
完結済
コミック:全6巻
作者 :高野苺
『Orange(オレンジ)』あらすじ
4月の始業式の日、高校2年生になった高宮菜穂のもとに、未来の自分からの手紙が届く。
その手紙にはこんなことが書かれていた。
10年後の自分が後悔している事、
これから起こる事、
菜穂にこれからして欲しい事。
半信半疑の菜穂だったが、その日、手紙に書かれていたとおり成瀬翔という男の子が転校してきた。
手紙には続きがあり、
菜穂が翔の事を好きになる事。
17歳の冬に翔が事故で亡くなってしまう事。
そしてその事故は防ぐことが出来たとも書かれていた。
菜穂は、翔の命を救うために未来を変えようと行動する。
果たして未来を変える事が出来るのか…
おすすめポイント
未来は変えられるのか?
(出典:Orange 2巻)
これはこの漫画の結末であり、主軸ですね。
未来を変えるために、菜穂をはじめとした登場人物たちが行動していきます。
過去=高校生の自分と、未来=大人の自分の2パターンの場面が交互に出てきて、それぞれ話が進んでいくわけです。
個人的にはこの設定に面白さを感じ、Orangeを読むきっかけにもなりました。
登場人物達の恋愛模様
(出典:Orange 2巻)
少女漫画が好きな方や恋愛漫画が好きな方には、この部分おすすめです。
登場人物達の友情と恋愛模様がこの漫画のメインかも。
高校生なので、純粋な恋とか、三角関係とか、見ていてもどかしい場面もあります。
きゅんきゅんしますね。
逆に恋愛系が苦手な方には、この漫画はおすすめしません。
感想
未来の自分から手紙が届いたという不思議な設定に魅力を感じたのが、この漫画を読んだきっかけです。
私がこの漫画を読み出した時はまだ完結しておらず、コミックは4巻までしか出ていませんでした。
読み始めると、続きが気になり、4巻まで一気読み。その直後に5巻が出たのでさっそく読みました。
最終巻の結末が楽しみでワクワクしながら読んだのですが、ちょっと残念だなと思いました。
あくまで個人的な感想で申し訳ないのですが、自分が想像していた結末とは違ったことと、なんだかすっきりしない謎が残ってしまい、読後は不完全燃焼という感じです。
4巻まではすごく引き込まれる内容でした。未来が変わりそうで、実は変わらないのかと思わせる部分もあるし、恋の行方も気になるし、とにかくその後の展開が気になる。
その気持ちのまま、期待して最終巻の5巻を読んでしまうと、どうしてもやるせない。
正直、途中までは面白かったので、その勢いを考えると結末がもったいないと思いました。
ただ、終わらせ方としては、うまくまとめたかなという印象を受けます。
私には物足りなさが残る作品で酷評になってしまいすみません。
最後の結末が理解できるかできないかで、この作品を面白いと感じるかどうかも決まると思うので、あとは自分が読んでみてどう感じるかですね。