神々の物語を描いた『ノラガミ』。
きれいな絵・背景も魅力のひとつです。
このページでは「ノラガミ」のおすすめポイントや感想をまとめました。
ノラガミの作品情報
『ノラガミ』21巻 あだちとか 2019年10月17日発売 [切先(きっさき)か言葉(ことのは)か、先に相手を貫くのは──/大切なひとびとの幸福と自身の有無とを賭し、夜トの征矢がついに術師を捉える、そのとき…!? 「ご町内神話」かつてない衝撃と破滅!!]https://t.co/x1RZVtgGNR pic.twitter.com/dUQCi2USJm
— 月刊少年マガジン編集部 (@getsumaga) October 17, 2019
月刊少年マガジン 連載中
コミック:既刊21巻(2020年6月時点)
作者 :あだちとか
ノラガミ あらすじ
主人公は社をもたない無名の武神・ノラガミ(野良神) の夜ト。ジャージを着た神様という一風変わった見た目。
家なし職なし金なしの彼は、5円で何でも引き受ける“デリバリーゴッド”として依頼を受けていた。
ある日、夜トは依頼中に壱岐ひよりと出会う。
壱岐ひよりは普通の人間なのだが、夜トを事故から助けたために、幽体離脱しやすい体質になってしまう。
そんな体質をなおしてもらうために、ひよりは夜トと関わりはじめる。
“此岸”と呼ばれる、人間たちが生きている世界と、“彼岸”と呼ばれる、いわゆるあの世の世界の両方で、夜トを中心に起こる神様たちの物語。
ノラガミの魅力・おすすめポイント
絵がきれい
(出典:ノラガミ 7巻)
とにかく絵がきれい。
ありきたりだけどやっぱり絵がきれいって大事な要素のひとつで、読みたいなって思うきっかけにもなります。
『ノラガミ』は、作者が2人いて、キャラクターと背景をそれぞれ別の方が描いています。
読んでいたら、キャラクターと背景でなんとなく雰囲気が違うなと感じますが、そのせいですね。でも、それがミスマッチとかではなく、味がある。
神様たちの世界の話
(出典:ノラガミ 11巻)
登場人物として、もちろん人間も出てきますが、メインは神様。
日本が舞台なので、よく耳にするような有名な神様、恵比寿とか毘沙門天とか貧乏神とか…たくさん出てきます。
最初は、“此岸”と呼ばれる、人間たちが生きている世界を中心とした話で、そこから“彼岸”と呼ばれる、いわゆるあの世の世界をも巻き込んで、物語が進んでいきます。
主人公の夜トは神様っぽくない神様ですが、お茶目で憎めません。なのでギャグ要素も、もちろんあります。
基本的には、神・神に仕える“神器”という霊・人間が出てきます。その三者を巻き込んだ人間関係の話が多いです。
神様同士の因縁の話とか、神と神器の関係とか、夜トの過去の話とか。
神様たちの世界も、人間と変わらず、人間関係は複雑ですね。
人と人とのつながりの話が多いので、感情移入してしまう部分が多く、神様なのに人間と同じようなことで悩んだりしていて、非常に人間味があるところが良いですね。
まとめ
序盤は平和な感じで、ゆったりとしたペースで物語が進んでいきます。
神様が出てきたあたりから、戦闘シーンも多くなってきて、登場人物達の背景とかも徐々に明らかになってくるので、どんどん物語にのめり込みます。
恋愛要素は非常に薄めなので、苦手な方も安心して下さい。
なにより、主人公の夜トが生活的にはダメ神なんだけど、いいキャラしてて私は好きです。
神様の中でも日本の神様にスポットを当てているので身近には感じるけど、神様という非現実的な部分もあり、バランスが良いファンタジーだと思います。
アニメが見たい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。