2016年から連載が始まり、ジャンプっぽくないということで話題になっていた『約束のネバーランド』
暗めのストーリーや、ハラハラするサスペンスものということでしたが、読んだ感想としてはかなり面白い!
是非読んでもらいたいので、見どころを簡単にまとめてみました。ネタバレありの感想や伏線考察についても近いうちに追記する予定です。
※あらすじ程度の軽いネタバレあり
『約束のネバーランド』の基本情報
週刊少年ジャンプ 連載中
コミック:既刊6巻(2017.12.1現在)
作者 :原作…白井カイウ 画…出水ぽすか
『約束のネバーランド』あらすじ
グレイス=フィールドハウスという孤児院での話。
主人公の少女・エマは、38人の仲間たちとママと平和に暮らしていた。もちろん血のつながりはない。
施設には守るべき規則がある。敷地内にある“外へと通じる門”と“森の柵の向こう”には絶対に近寄ってはいけない。
ある日、施設の仲間の一人であるコニーが里親のもとへ旅立つことになった。
見送りの日、コニーの忘れ物を発見したエマは、コニーを追いかけて門に近づくことになる。
そこである秘密を知ってしまったことにより、孤児院からの脱出を決意する。
主となる登場人物
エマ
現在11歳で年長者の一人。明るく優しい性格で運動神経抜群。テストではフルスコアをとり、天才と呼ばれている。施設のみんなのことが大好き。
ノーマン
エマと同じく年長者で、エマ・レイとともに天才と呼ばれている。3人の中でも特にずば抜けて頭がいい少年。
レイ
エマ・ノーマンと同じく年長者で、天才と呼ばれている少年。読書が趣味で博識。冷静に物事を判断する。
ママ
みんなから“ママ”とよばれる孤児院の管理者。優しくてみんなから慕われている。
おすすめポイント
ジャンプらしからぬストーリー
(出典:約束のネバーランド 1巻)
なんといってもこの漫画の面白いところは週刊少年ジャンプっぽくないストーリーというところ。
ジャンプといえば友情・努力・勝利で明るい話が多いですが、この漫画は今のところ暗めのファンタジーです。
序盤から衝撃的なシーンがあり、「この漫画、連載しても大丈夫なの?」って思うほどです。
ほんわかとした絵や、ジャンプ連載漫画というイメージから、孤児院でのほんわかした話かと予想してたのですが、ほんわかなんてとんでもない。
思いっきりサスペンス要素のあるダークファンタジーです。
頭を使った頭脳戦を展開し、相手をいかにしてだしぬくか…というような話ですね。
小さい子どもがいっぱい出てくるような話とは、とても思えないです。
表紙のかわいらしさにだまされて、お子さんに見せようと思って買ったら後悔する漫画です。子どもより大人のほうが楽しめる漫画だと思います。
絵もこの漫画の世界観にあっていて、違和感なく読めますし、コマ割りもしっかりしていて、衝撃的な展開へのあおり方も上手いです。
謎が多い
その1 外の世界
(出典:約束のネバーランド 1巻)
この漫画の面白いところは謎が多いところでもあります。
まずは施設の外の世界について。
子どもたちはママと呼ばれる孤児院の管理人に、門と柵には近づいてはいけないと言われています。
それはその場所に秘密があるからなのですが、その先の外の世界がどうなっているかという描写が一切出てこないので謎のままです。
果たして孤児院の敷地の外の世界は一体どうなっているのか気になります。
その2 首の認識番号
(出典:約束のネバーランド 1巻)
もうひとつ気になるのが、首に書かれている認識番号。施設の子ども達には番号が振り分けられています。
子ども達は小さい頃から、“この番号があるのは当たり前”という考えで何の疑問も持たずに生活しています。
私たち読者からすると何か意味のあるものだと思うのが普通ですよね。
この意味もまだ明かされていないので、この番号が何の意味を持っているのか、番号に何か共通点はあるのか、今後この伏線がどう繋がっていくのか非常に楽しみです。