SF漫画『All You Need Is Kill』は全2巻の中に起承転結がきれいにまとまった秀作|桜坂洋・小畑健 【感想】

2016年12月21日

 

色々なサイトでおすすめされている「All You Need Is Kill」

全2巻という短い中で、物語がきれいに展開されるSF漫画です。

 

All You Need Is Kill 作品情報

  • コミックス完結済 全2巻
  • 原作:桜坂洋 構成:竹内良輔 キャラクター原案:安部吉俊 画:小畑健

 

「All You Need Is Kill」は実写映画化もされています。

コミックスと映画版は結末が異なるようなので、気になる方は見比べてみてくださいね。

 

あらすじ

舞台は地球。異星人によって“ギタイ”と呼ばれる怪物が送り込まれる。

その“ギタイ”と戦う初年兵キリヤ・ケイジと少女兵リタ・ヴラタスキの物語。

キリヤ・ケイジに明日は訪れるのか!?

 

All You Need Is Kill みどころ

あんまり書くとネタバレしそうなので、手短にまとめます。

全2冊という少なさで、ちょっとした空き時間に最後まで読めてしまいます。

作画が小畑健ということもあり、画力は申し分ないです。本当、何でも描けちゃうすごい人。

鬼気迫るような表情だったり、機械の緻密な描写だったり、凄惨な戦場の描写…迫力があります。

結構壮大な話なのに、2冊という少ないページ数にうまくまとめたなという印象。

登場キャラクターも、ほんの少しなので、ごちゃごちゃしてなくていい。

原作はもう少し長いらしく、ところどころカットされたものが漫画版になっているようです。

漫画も、引きのばそうと思えば引きのばせそうな内容だが、これくらいの長さだからちょうどいいかなって感じました。

もう少し長いようだと、中だるみしてちょっと飽きてしまいそう。

テンポよく展開していくストーリーが、一気読みにちょうどいい。ループからどう抜け出すのかっていうのが知りたくて、ついついページをめくってしまいます。

短いのに読み応えもある。

 

結末としては、「あっ~そっちか」って思ってしまった。

読後、なんとも言えないもやもやが残る。ちょっと悲しいな。贅沢をいうならもう少し読後のすっきり感を味わいたかった。

この結末が好き嫌いを分けるかも…。

 

個人的には、最後に主人公のキリヤ・ケイジにつけられた称号というかあだ名が、いいセンスしてるなって思いました。あれすごく印象に残ります。

 

まとめ

私はタイムループの原理が少し複雑に感じ理解に時間がかかりました。

原作は未読なので、「原作を読んでみようかな」という気持ちになりました。そう思った人は少なくないはず。それほどのクオリティの漫画です。

 

 

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