名探偵コナンのコミックス95巻(アニメだと941〜942話)で、ついに黒の組織のボスである「あの方」の正体が判明しました。
黒の組織のボスの正体は「烏丸蓮耶(からすまれんや)」。
その後、ファンの間では「現在は薬で幼児化しているのではないか?」など様々な考察が飛び交っていました。
そしてついに、サンデー掲載の名探偵コナン1090話で烏丸蓮耶と思われる人物が登場。
ファンをざわつかせています。
このページでは、
- 黒の組織のボスの正体「烏丸蓮耶」とは何者なのか?
- 烏丸蓮耶の登場回
- 烏丸蓮耶と、過去に名前だけ登場した「大黒連太郎」は同一人物なのか?
- 「黒の組織のボス=烏丸蓮耶」説を作者が否定していたという噂
についてまとめました。
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黒の組織のボスは「烏丸蓮耶」
黒の組織のボス「烏丸蓮耶」とは、半世紀前に謎の死を遂げた大富豪。
「黄昏の館」と呼ばれる豪邸の持ち主でした。
烏丸蓮耶は、名探偵コナンのコミックス30巻にて名前とシルエットのみ描かれているキャラクターです。
かなり前に登場して以来、ほぼ触れられることはなかったのですが、ファンの間では、黒幕の第一候補として有名だった人物でもあります。
現時点で、烏丸蓮耶についてわかっていることは以下のとおり。
- 40年前、謎の死を遂げている
- 99歳で他界
- 「黄昏の館」を建てた大富豪
烏丸蓮耶が黒幕となのであれば、下記の伏線には納得できます。
- 組織のカラーは「黒」 →烏が黒だから
- ボスのメールアドレスは「七つの子」のメロディー →「七つの子」の歌詞に烏が出てくるから
- アニメなど黒の組織の登場シーンで、烏の描写があったりする →烏丸蓮耶を連想させるため?
烏丸蓮耶の登場回
烏丸蓮耶の名前とシルエットが初めて登場したのは、「集められた名探偵! 工藤新一vs.怪盗キッド」の事件。
『集められた名探偵! 工藤新一vs.怪盗キッド』
- 漫画 :30巻 File4~7
- アニメ :第219話
「黄昏の館」と呼ばれる、烏丸蓮耶の別荘に隠された財宝の謎を名探偵たちが解いていくという話です。
館の仕掛けを暴いた結果、烏丸の建てた別荘は千億はくだらない黄金で出来た館でした。
とんでもない大富豪です。
以降は名探偵コナン本編にほぼ登場しないまま話が進み、以下でやっと登場しています。
- マリアちゃんをさがせ!【アニメ941〜942話、漫画95巻File3~File5】
- 扉の先の真実【サンデー本誌1090話、アニメと漫画は未】
「マリアちゃんをさがせ!」では、黒の組織のボスが烏丸蓮耶だと判明し、名前とシルエットが描かれました。
そして1090話では、烏丸蓮耶と思われる人物が登場しています。
過去の伏線から逆算すると烏丸蓮耶はかなりの高齢?
烏丸蓮耶の名前が初めて登場した「集められた名探偵! 工藤新一vs.怪盗キッド」では、「40年前に99歳で他界した「烏丸蓮耶を偲ぶ会」という名のオークションが開かれていた」ことが明らかになっています。
「烏丸蓮耶が99歳で他界したのは、約40年前」という解釈をすると、烏丸蓮耶は現在140歳近い年齢になっていると推測できます。
140歳と言えば常識で考えれば死んでいるのが普通ですが、何らかの方法で長生きしていると考えられます。
そこで可能性のひとつとして出てくるのが、次に解説する「不老不死の島での、ある疑惑」です。
烏丸蓮耶と大黒連太郎は同一人物?
「そして人魚はいなくなった」で出てきた名簿に、黒の組織のボスの名前が書かれているのではないかとウワサされています。
名簿には黒の組織のメンバーと思われる人物たちの名前とともに、大黒連太郎という名前が記載されていました。
「大黒連太郎=烏丸蓮耶」ではないかと言われています。
「そして人魚はいなくなった」は、コミックス28巻に掲載、アニメだと第222話です。
『そして人魚はいなくなった』
- コミック:28巻 File6~10
- アニメ :第222話
人魚の肉を食べて不老不死になったおばあさんがいることで有名な美國島を訪れたコナンたち。
島では、不老長寿のお守り『儒艮の矢』をもらう事ができる儒艮祭りが開催されていて、そんな中、殺人事件が起きます。
捜査の過程で、過去の儒艮祭りの参加者名簿が出てくるのですが、その名簿の名前に注目。
宮野志保(灰原哀)と共に、黒の組織のメンバーの名前が書かれています。
画像は著作権の関係で掲載できないのですが、まずコナンが持っている名簿に書かれている名前は、
- 宮野志保 →灰原哀
- 魚塚三郎 →ウォッカ
- 黒澤陣(右側の隠れている部分) →ジン
だと考えられます。
続いて服部平次が持っている名簿は、読み取れるだけで、3人の名前が書かれています。
- 豊田敬二 ??
- 大黒連太郎 ボス?
- 夷千恵蔵 ??
夷千恵蔵や豊田敬二については不明。
(「APTX4869を飲まされた人物のリスト」で工藤新一の下に書いてあったのが、豊田稔というのが少し気になりますが…)
この中の「大黒連太郎」が、黒の組織のボス(烏丸蓮耶)ではないかと言われています。
コナンと平次が見ている2つの名簿は別の年の名簿だと思うので、組織のメンバーが別の年にそれぞれ島を訪れたと考えられます。
黒の組織のメンバーが美國島の儒艮祭りに参加した理由についてですが、灰原が心の中で言っていたセリフから組織は半世紀前から極秘プロジェクトを進めていたことがわかります。
極秘プロジェクトというのが不老不死に関する研究だと考えるなら、組織のメンバーが何らかの情報を得ようとして島を訪れた事にも納得がいきます。
名簿を見た服部平次は、「日本を動かしていたお偉いさんがたくさんいる」という意味合いのことを言っていましたし、黒の組織のボスが烏丸蓮耶と判明した回では工藤優作が「日本で最も強大な人物」と言っていました。
上記の発言から、「黒の組織のボス(烏丸蓮耶)は日本の大物である」とわかります。
大黒という名前は、過去にも一度登場している
「大黒」という名前は過去にも一度出てきています。
「ゲーム会社殺人事件」で、組織と取引していた中島という人物の発言から、黒の組織の待ち合わせ場所が大黒ビルの「カクテル」というバーだったことが発覚しました。
『ゲーム会社殺人事件』
- コミック:12巻 File4~6
- アニメ :第54話
残念ながらコナンがたどり着いた時には一足遅く、バーは爆破されて跡形もなく消し飛んでいました。
大黒ビルが組織の待ち合わせ場所になっていたことから、ビルの所有者が組織と何らかの関係があるのではないかと考えられます。
【おわりに】名探偵コナン黒の組織のボス・烏丸蓮耶(あの方)の正体まとめ
長期連載作品の名探偵コナンでもついに、黒の組織のボスの正体が烏丸蓮耶だったと明らかになりました。
黒の組織のボスが烏丸蓮耶だとすると、次なる謎は「なぜ現代に生きていられるのか?」になります。
過去の伏線から考えると烏丸蓮耶は140歳近い高齢。
通常では生きていることが考えにくい年齢です。
しかし、名探偵コナン1090話では、烏丸蓮耶と思われる人物が登場していました。
今後、黒の組織の伏線回収が楽しみですね。
黒の組織の登場回をまとめた記事はこちら。