
ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」最終回予告で「もうひとりの真犯人」の存在がいると明らかになりました。
結論から言うと、もうひとりの真犯人は雪村京花だと思います。
なぜなら、雪村京花は「浦島エイジ」という人格を殺したから。
また、第8話で雪村京花が刺されたシーンがあり「雪村京花は最後に死亡するの?」と疑問に思った方もいると思います。
このページでは、
- もうひとりの真犯人は雪村京花ではないか?
- 「今からエイジくんを殺すね」という言葉の意味
- 雪村京花の目的
- 雪村京花の行動の矛盾
- エイジの人格を消滅させた雪村京花の後悔
- 「親愛なる僕へ殺意をこめて」で雪村京花は最後に死亡するのか?
などをまとめました。
【親愛なる僕へ殺意をこめて】もう一人の真犯人は雪村京花?
最終回予告で「もう一人の真犯人」の存在が明らかになりましたが、その「もう一人の真犯人」はおそらく雪村京花ではないかと考えています。
なぜなら、雪村京花は「浦島エイジという人格」を殺した張本人だから。
「浦島エイジという人格」を殺したのはなぜか、次から詳しく説明します。
雪村京花の「今からエイジくんを殺すね」の言葉の意味は?
「今からエイジくんを殺すね」という言葉のとおり、雪村京花はエイジという人格を殺しました。
精神科に通院している姿を目撃されていた雪村京花ですが、京花は精神科で2つの人格を1つに統合する方法を探っていたのです。
エイジの二重人格を解決しようとしていたわけではありません。
あくまで自分の目的のためだったのです。
狙いどおり、精神科で二重人格を統合する方法を知った雪村京花は、さっそく実行にうつします。
雪村京花の目的は?エイジの人格を殺してどうしたかったのか?
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— 講談社「コミックDAYS」【毎日無料連載更新中 19誌が定期購読できます!】コミックデイズ (@comicdays_team) August 31, 2020
『親愛なる僕へ殺意をこめて』無料話更新
第95話
雪村京花の行動の中にある"真実"とは!?https://t.co/kRLi6kRLva pic.twitter.com/CFBWwtUA69
雪村京花の目的は、エイジとB一の人格を統合すること。
エイジとB一の人格を統合し、自分のことを受け入れてくれる人格を作り出そうとしていました。
しかし、この行動には大きな矛盾が生じます。
LLを崇拝する雪村京花が、エイジとB一の人格を消滅させることは矛盾している
「エイジという人格」と「B一という人格」を作り出したのは、他でもないLLです。
LLのことを崇拝している雪村京花が、LLの作り出した人格を消滅させることには矛盾が生じます。
ではなぜ、LLの作り出したエイジとB一の人格を雪村京花が消滅させようとしたのか?
それは、崇拝しているLLの息子(エイジ・B一)に拒絶されるのが怖かったから。
唯一の救いだったLLの息子にまで自分の存在を拒絶されると、生きていけないと雪村京花は考えたのでしょう。
だからエイジとB一の人格を統合して、自分のことを受け入れてくれる都合のいい人格を作り出そうとしたのです。
目的どおりエイジの人格を殺した雪村京花ですが、後に自身の行動を後悔することになります。
雪村京花がエイジという人格を殺した雪村京花は、浦島エイジにまた会いたいと後悔することになる
雪村京花は最初、B一が目的でB一(エイジ)に近づきました。
エイジのことは眼中になかった京花ですが、エイジの人格が消える際に言われた言葉が嬉しくて、その瞬間からエイジにまた会いたいと思うようになっていたのです。
エイジの人格が消える直前、エイジは雪村京花のすべてを受け止めて許しました。
今まで、自分のことを愛したり、受け止めたりしてくれる人がいなかった雪村京花。
エイジが消える直前に言ってくれた言葉は、京花にとってとても嬉しかった言葉だったのでしょう。
B一にLLのことを教えたのはエイジという人格にもう一度会いたかったから
その後、雪村京花がB一にLLのことを教えたのも、エイジに会いたかったから。
B一の目的は自分の父を殺害した人物(ハメた人物)への復讐でしたが、その復讐を遂げたとき、エイジと同じようにB一の人格が消滅するのでは?と考えたのです。
エイジとB一、両方の人格が消滅してからっぽになった体に、またエイジの人格が戻ってきてくれるのでは?と雪村京花は期待していました。
しかし、京花の期待とは裏腹に、B一はLL(浦島亀一)を殺さず踏みとどまったので復讐は達成されなかったのです。
そのためB一の人格はそのまま残り、最後までエイジの人格が戻ることはありませんでした。
雪村京花は逮捕後、法廷でB一にそのことを問い詰められて号泣するのです。
【親愛なる僕へ殺意をこめて】雪村京花は最後に死亡する?
結論から言うと、雪村京花は死亡しません。
入院している病室で浦島エイジの姉・浦島乙に刺されてしまいますが、一命を取り留めます。
なぜ浦島乙に刺されたのかは、LLの正体と真犯人・黒幕は誰なのか、LL事件の真相をまとめた記事で詳しく解説していますので、気になる方はあわせて読んでみてくださいね。
雪村京花は最後、刑務所の中で罪を償う
漫画の内容から最終回の結末をネタバレをすると、「親愛なる僕へ殺意をこめて」の最後に雪村京花が刑務所の中から外の世界に思いをはせている姿が描かれています。
そこから推測すると、雪村京花は刑務所の中で罪を償っていることがわかります。
雪村京花は親の虐待で精神をゆがめられ、その苦しみから解放してくれたのがLLでした。
もちろん殺人を犯した雪村京花は加害者であることは間違いないですが、同時に虐待の被害者でもあります。
【おわりに】【親愛なる僕へ殺意をこめて】もう一人の真犯人は雪村京花で最後は死亡?エイジの人格を消滅させた(殺した)のはなぜ?まとめ
「親愛なる僕へ殺意をこめて」もう一人の真犯人は雪村京花説についてまとめました。
- もうひとりの真犯人は雪村京花ではないか?
- 「今からエイジくんを殺すね」という言葉の意味は、エイジという人格を消滅させるということ
- 雪村京花の目的は、エイジとB一の人格を統合して自分のことを受け入れてくれる都合のいい人格を作ること
- LLを崇拝していた雪村京花にとって、LLの息子(エイジ・B一)に拒絶されるのが最大の恐怖だった
- 京花は、エイジ人格が消える直前にかけられた言葉が嬉しくて、それ以来ずっとエイジに会いたかった
- 雪村京花は最後に死亡しない
- 浦島乙に刺されるが一命を取り留め、刑務所で罪を償う
親愛なる僕へ殺意をこめては、いろいろな人の思惑が複雑に絡み合ったストーリーです。
エイジの言葉に心を動かされた雪村京花でしたが、後悔したときには既に遅く、エイジの人格は二度と戻ってきませんでした。
サイコパスのような行動をとっていた雪村京花でしたが、最後の最後に人間らしい痛みが描かれたのも悲しいですね。