
2021年実写映画のNo.1興行収入を獲得した映画「東京リベンジャーズ」。
2023年には続編の公開も決定しています。
人気実写映画の一つとなった「東京リベンジャーズ」ですが、「ひどい」という声も上がっていました。
どの辺が「ひどい」と言われる原因なのか、こちらで紹介します。
東京リベンジャーズの実写映画がひどいと言われる5つの理由
東京リベンジャーズの実写映画がひどいと言われる5つの理由は、以下のとおりです。
- アクションメインの作品となっている
- 原作との変更点が多すぎる
- キャラクターが原作と違いすぎる
- パーちんが少年院に入らない
- 「8・3」抗争が全く違う
1:アクションメインの作品となっている
実写東リべ、アクション映画だったけどヤンキー映画ではなかった
— ばななちゃん💚 (@banana_mickey) July 18, 2021
東リべ、アニメだとSF要素が強くてただのヤンキー暴力漫画じゃないから面白いなって感じるけど、実写版だと暴力シーンがエグ過ぎてそっちのイメージが強くなってしまう。
— Sena@DGS横浜両日 (@Sena87053288) August 5, 2022
アクションシーンが話題の一つともなっている実写映画「東京リベンジャーズ」ですが、原作やアニメはアクションシーンに重点を置いている作品ではないのです。
原作は、SFや恋愛、サスペンス要素がふんだんに描かかれていて、なかでもストーリーが丁寧に描かれています。
原作ファンはストーリー展開を楽しんでいる方も多いのですが、実写映画だとストーリーが少し雑に描かれている感じがします。
この点も「ひどい」という感想に結びついたのかもしれません。
実写映画は「アクションシーン > ストーリー性」という方向性になっている感じがします。
実写映画の派手なアクションシーンはもちろんかっこいいです。
しかし、東京リベンジャーズという作品は、タイムリープしたことで未来が少しずつ変わっていくストーリー性も魅力なのです。
さらに、タケミチとヒナの恋愛模様も魅力のひとつになります。
原作ファンからすると、タイムリープして戻った未来がどのように変化しているのか楽しみたいのに、喧嘩のシーンがメインだとストーリーが薄い感じがしました。
実写映画には2時間という時間縛りがある中で、ストーリーメインにして制作するのが難しいのかもしれません。
続編の制作が決定していない状態なら尚更です。
実写映画のアクションシーンはかなり見ごたえがあったので、ストーリー展開にももう少し力を入れて欲しかったですね。
2:原作との変更点が多すぎる
「東リべ」の場合は設定が中学生から高校生に変更されているという影響もあるとは思いますが…マンガでは特に違和感なくても実写だとやっぱり浮いた感じになるよねって表現はたくさんありますよね、と😅 #東京リベンジャーズ #吉沢亮 pic.twitter.com/nYEeVKzs5W
— 静流 (@shizuru10) July 26, 2021
東京リベンジャーズの実写映画について
— Risa Ackerman🐆🦗☕️卍🇬🇧 (@RisaAckerman) July 30, 2022
個人的に期待外れだったので
好きじゃない変更点打ちながら
眉毛の手入れして原作読んで
Amazonプライムでアニメ見てました#東京リベンジャーズ#東京卍リベンジャーズ#東リべ #佐野万次郎 #マイキー#週刊少年マガジン #講談社#東京卍會 #RisaAckerman pic.twitter.com/62C1mnV6Kb
お顔が良い………
— エンツ (@enntu_bureiku) July 14, 2021
東リべの映画はお顔を見に行ったと言っても過言ではないぐらい顔の威力がすごかった。
ストーリー的にはやっぱキツキツで変更されてる点もあるから原作の方がいいなと思うけど、それでも実写ならではの面白さがあってよかった…
原作からの変更点が多いのも、「東京リベンジャーズの実写映画がひどい」という声があがった理由のひとつです。
原作→実写映画にあたって変更されたのは、キャラクターの年齢設定。
以下のように変更になっています。
原作 | 実写映画 | |
タイムリープ先 | 12年前 | 10年前 |
メインキャラの年齢 | 中学生 | 高校生 |
ヒナがタケミチに恋をしたきっかけ | 小学生 | 高校生 |
タイムリープしたのが、原作では12年前でしたが映画では10年前。
それによってメインキャラの年齢が、中学生から高校生へと変更になっています。
また、ヒナがタケミチに恋をしたきっかけを描いているのは、原作では小学生ですが、映画だと高校生。
映画化にあたり、このように原作との大きな違いがいくつも出てきてしまい、違和感を覚えるという方が多いようです。
細かくあげればもっと変更点があるので、原作好きは気になりますね。
映画の東京リベンジャーズはキャスト陣の豪華さも話題となりましたが、キャスト陣は20代の方が多いため、キャラの年齢設定やタイムリープの年代に変化が出てしまうのは仕方がないことです。
ですが、中学生と高校生と言えば、人間の成長度合いもかなり違ってきます。
中学生では違和感がなかった部分も、高校生の設定になると子供すぎると感じてしまうこともあります。
ストーリー展開や年齢設定の変更等で、セリフが変わっている点もあるため、原作ファンからはひどいとの声があがっているようです。
実写映画では、タイムリープ前とタイムリープ後のキャストが同じです。役の年齢が違うにも関わらず、同じキャストが演じることに違和感を覚える方も多いようです。
特に過去のナオトは、無理がありすぎると言われています。
未来のナオトはビジュアル的にぴったりですが、過去での初登場シーンは、中学生役をやるのはちょっと厳しいなとい感じてしまいました。
原作の設定より、キャスト陣に重きを置かれてしまうのは実写では仕方がないこと。
実際、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」や「約束のネバーランド」など、実写によって年齢設定が変わったキャラも多くいました。
しかし、やはり基本設定に大幅変更があると不満を感じてしまう方もいるのでしょう。
3:キャラクターが原作と違いすぎる
まっっって
— えむちゃ悪い子? (@5nj5fn) July 30, 2022
東リべ実写全然設定違うぢゃんっっ!
まだ推しキャラ出ないから見れるけど!!こんまま違う設定のまま進んで続編作られるってなったらほんとやだ!
東リべ実写も観てるんですが、ぺーは?ドラケンもマイキーもいいな。きよまさハマり役だな。ぺーは?ストーリーがいい感じにまとまってるな。ぺーは何処?パーちんちょっとシュッとしてたな。ぺーを知りませんか?北村匠海はすごい役者だなぁ。ぺーを見かけませんでしたか?キャストがいいね。ぺーは?
— 柔らか仕上げのフクダウニー (@0rororeo) September 18, 2022
東リべ実写、前回原作ガン無視したのにどうやって続編作るんだろ?
— 蘭丸/ガンマ (@ranmarusiyuu) July 30, 2022
パーちん捕まってないわ、ぺーやんおらんわ、隊長クラス全然出てこないわで続編無理だと思ってた。
新キャストとして場地 千冬 一虎くらいは出すのかな?
登場人物の年齢が違う以外にも、キャラ設定が原作と違います。
例えば、
- 中学生ながらも「周りに敵うやつがいない」と言われるほどの強さを持ち合わせている、マイキーやドラケンは序盤の相手に結構てこずる
- 集会の規模もなんだか小さい
- 東卍には100人規模の隊員がいるのに、映画だと半分以下の人数しかいない
など。
喧嘩のシーンや集会の人数は、マイキーやドラケンの強さ・カリスマ性を表現する部分です。
それが小規模だとマイキー・ドラケンがちっぽけな存在に感じてしまいます。
また、本作の大盛りあがりである、タケミチとキヨマサとの対決も規模が小さいです。
タケミチは、「弱いけど実は心が通って男らしい一面を持つ性格」というキャラでした。
しかし、エマを最初に助けるコンビニのシーンでは、エマを助けるために変人のふりをして救出していました。
原作では、自分より強いキヨマサ相手でも果敢に戦いを挑んでいくタケミチでしたが、実写映画のエマを助けるシーンは、なんだか男らしさに欠けているなと感じてしまいます。
さらに、原作の重要キャラクターが実写映画には登場しないことも、「ひどい」と言われる原因でしょう。
例えば以下のキャラクターです。
- ドラケンに想いを寄せる佐野エマ
- 東卍で参番隊副隊長を務めるぺーやん
続編も同じように改変されるのではないか?という不安を感じる声もSNSで見かけました。
>>実写映画「東京リベンジャーズ」(第1作目)には登場しなかった、佐野エマの実写キャスト予想はこちら
4:パーちんが少年院に入らない
東リべ実写続編…
— しぇりー (@takumi2647) July 30, 2022
パー少年院入ってないしいろいろ原作に寄せるの難しい気がするけど、マイキーの妹とか後から追加する感じなんかな
とか、なんとかつぶやいてたら実写の東リベ入るんか…。まさか血ハロも実写化するんじゃ(;_;)しかし、パーちんも捕まってないし、ぺーやん出てこないし、8.3抗争なんで起きたか忘れたし…場地さんが頑張る意味をなくしたのどうするんだ?色々…。いっそこのまま、地上波で舞台版やってくれないかしら?
— sansa (@sansadesuyo) July 9, 2022
実写映画では、パーちんが少年院に入らない展開に変えられており、その点もひどいと言われる原因です。
東京リベンジャーズで重要なシーンに、「8・3抗争」というものがあります。
8・3抗争のきっかけは、メビウスの総長をパーちんが刺して少年院に入ってしまったこと。
このことがきっかけで、マイキーとドラケンは喧嘩。
パーちんが少年院に入ったことで、ぺーやんがメビウス側につくのですが、この流れが映画では大幅に改変されています。
まず、パーちんがメビウスの総長を刺さない。
刺さなければ事件は起こりません。
そして、ぺーやんは登場しない。
ぺーやんがパーちんを慕っていることで、マイキーやドラケンといざこざが起こってしまうのですが、ぺーやんが出てこないのでその辺もカット。
マイキー、ドラケン、パーちん、ぺーやんの友情関係が好きだったので、この点の大幅カットには少しがっかりしてしまいました。
少年院に入ったことで、パーちんは物語の主軸から外れてしまうのですが、実写映画では少年院に入らないので、本来登場していなかったシーンにもパーちんが出てきます。
それなのに、ぺーやんがいないんです!
原作を読んでいると、少し腑に落ちないシーンでした。
5:「8・3抗争」が全く違う
映画「東京リベンジャーズ」
— ステプロ (@stpro_dx) July 17, 2022
8·3抗争をなぜ7·13抗争に変える?
マイキーの「7月13日、武蔵祭りが決戦だ!」のセリフに違和感しかない。
舞台のように忠実に再現したほうが良かったのに、なんか全体的に残念な映画だった。 pic.twitter.com/1xycIj93pY
アニメイトにヲタクじゃない陽キャが入ってくる不快感半端ない
— せいや🦁 (@PomuPomu641) July 31, 2021
東リべアニメ見て漫画いくのはめっちゃいいし、沼れって思うけど、映画から行くのは嫌だ
エマちゃん居ないし
83抗争は83じゃないし
続編あってもドラケンくんどうすんのさ
マイキーくんの闇堕ち要素いっこねぇぞ
今のまんまやだったら
実写映画では8・3抗争になるまでの流れや、8・3抗争自体も変えられているため、ひどいと感じました。
まず、8月3日に抗争が起きません。
起きるのは、7月13日。
日付だけは、しっかりと合わせて欲しいです!
抗争の名前から違いますし、なぜ変える必要があったのか教えて欲しいと感じてしまいます。
これ以外にも、8・3抗争の改変で不満が多いのが、
- ドラケンとマイキーの喧嘩がない
- パーちんが抗争に参加
- 場地や千冬、等が登場しない
- 半間とマイキーの対決がない
というところ。
どれも、8・3抗争には必要な場面なのに、改変されています。
また、今後重要になるキャラクター半間は、映画ではほとんど登場シーンがありません。
見ごたえのあるシーンだったのですが、この改変は少し残念に思ってしまいました。
【おわりに】東京リベンジャー ズ実写映画がひどいと言われる5つの理由まとめ
「東京リベンジャーズ」の実写映画がひどいと言われる理由を5つまとめました。
- アクションメインの作品となっている
- 原作との変更点が多すぎる
- キャラクターが原作と違いすぎる
- パーちんが少年院に入らない
- 「8・3」抗争が全く違う
大ヒット映画となった実写映画「東京リベンジャーズ」。
「好き」という方や「満足」という方も多い中、やはりひどいと不満を感じてしまう方も。
東京リベンジャーズが好きすぎるからこそ、原作との違いが納得できないというのもすごくわかります。
好きすぎるからこそ、変えられてしまった点が納得できないです。
続編もどんな感じになるのか、期待と不安の声がすでにあがっています。
映画は映画と割りきって楽しむといいかもしれませんね。