漫画「noicomi鬼の花嫁」はクレハ先生の人気小説が原作の、“和風シンデレラストーリー”が魅力の漫画です。
誰にも愛されずに不遇な人生を歩んできた少女・柚子が、最強の“あやかし”と言われる鬼の玲夜に見染められることから物語は始まります。
第3巻では、柚子と運命的な出会いを果たす前の玲夜視点のストーリーを見ることができます。
この記事では、漫画「noicomi鬼の花嫁」第3巻のネタバレを紹介します。
漫画「noicomi鬼の花嫁」 3巻のあらすじ・内容ネタバレ
誰からも愛されない人生を送っていた主人公の柚子。
しかし柚子は、最強の鬼の“あやかし”である鬼龍院 玲夜(きりゅういん れいや)と運命的な出会いを果たすことによって、人生が大きく変わっていきます。
玲夜はそれまで、女性に一切興味が湧かず、“あやかし”たちの社交界そのものにも嫌悪感を抱いていました。
近づく女性たち全員が、「最強の“あやかし”である自分の花嫁の座を狙っているにすぎない」と考えていた玲夜。
ただ一人の女性を愛し続けることなど、玲夜には想像もつかないことでした。
しかしそんなある夜、玲夜は柚子と出会ってしまいます。
柚子を見た瞬間、直感的に彼女こそが自分の花嫁であると感じた玲夜。
玲夜は本能が赴くままに、その場で柚子に強引なアプローチを始めます。
柚子は彼氏からも見捨てられ、両親からもないがしろにされ、愛に飢えていた少女でした。
そのため玲夜の申し入れをそのまま受け入れてしまいます。
そうして鬼龍院家の屋敷へと連れて行かれた柚子。
屋敷内ではこれまでないほどに丁重に扱われ、柚子は玲夜からの無償の愛を受けて次第に心を許していきます。
玲夜は泣きながら自分に感謝を述べる柚子を見て、“なぜ彼女をもっと早く見つけ出してやれなかったのか”を悔やみました。
しかし同時に玲夜の心に湧き出ていたのは、“愛をしらない柚子を溺愛し甘やかすことで、彼女を自分の虜にすることができる”という歓喜だったのでした。
漫画「noicomi鬼の花嫁」 3巻のネタバレ感想
2巻までは柚子の救世主的存在にしか見えなかった王子様キャラの玲夜。
しかし、3巻は玲夜視点で物語が進行したため、玲夜の裏の顔でもある“腹黒さや異常なまでの独占欲”などを垣間見ることができました。
柚子がすがる対象を自分だけにして、柚子を自分なしでは生きられないように仕立て上げようと目論む玲夜。
玲夜の柚子に対する執着心は、一歩間違えれば病みキャラの思考にも感じられてしまいます。
そんな玲夜は“あやかし”の界隈では常に敬わられている一族の次期当主です。
言ってしまえば貴族や王族の男性が、ごく普通の、それもまわりから虐げられていた少女である柚子のことを、この世で最も大切な女性として扱っているわけです。
正直なところ、“あやかし”の社交界には、柚子よりも美しくて気品がある女性はごまんといるはず。
“あやかし”界隈には柚子のことを邪見に思う輩も多く出てきそうではあります。
まわりから一目置かれる存在である玲夜が、わざわざ普通の女の子である柚子を選んだ理由は、今のところ「運命的な出会いを感じたから」という、第三者からすると曖昧な理由だけしかありません。
柚子がなぜ玲夜という位の高い“あやかし”の目に留まったのか、そして「運命」以外の要因が他にあったのか、今後明らかになるのが楽しみです。
まとめ
漫画「noicomi鬼の花嫁」第3巻のネタバレを紹介しました。
3巻の見どころは、鬼のあやかしである玲夜の権力・独占欲・腹黒さが露呈する点です。
やはり玲夜は柚子以外の女性に対してはどちらかというとドライで、嫌悪感すら抱いている模様でした。
その代わり、玲夜は柚子に対しては行き過ぎるほどの愛情を注ぎこもうとしています。
強者から特別視されたり溺愛されるシチュエーションが好きな方にとっては、楽しめるシーンが盛りだくさんの作品なので、ぜひ漫画を購入して美麗イラスト付きで作品を楽しんでみてください。