圧倒的な強さとカリスマ性で東京卍會の総長を務めるマイキーこと佐野万次郎。
主人公の花垣武道(タケミチ)が橘日向(ヒナ)を助けるために何度も過去にタイムリープし未来を変えますが、どの未来でもマイキーは毎回闇落ちし、犯罪組織の一人となってしまいます。
なぜマイキーは毎回闇落ちしてしまうのか?
このページでは、
- マイキーが闇落ちした理由・原因
- マイキーの闇落ちを止められる人物は誰か?
- 今までマイキーが闇落ちした回はコミックス何巻何話か?
などをまとめました。
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マイキー(佐野万次郎)闇落ちの理由は自分自身の中にある「黒い衝動」が原因?
東京リベンジャーズ作中で、主人公のタケミチが何度過去に戻って未来を変えても、現代のマイキーは闇落ちを繰り返しています。
マイキーが闇落ちする理由は、マイキー自身の中にある「黒い衝動」。
物語序盤では、マイキーを利用しようと企む人物(稀咲鉄太や黒川イザナなど)のせいでマイキーが闇落ちしていると思われていました。
しかし、最終章直前で明かされた本当の原因は、「黒い衝動」という暴走状態によるものが原因と判明します。
「黒い衝動」に飲み込まれると自我がなくなってしまうのかどうか現時点では定かではないですが、マイキー自身ですらコントロールできない力のようです。
東卍解散後、12年後の未来のタケミチに宛てたビデオの中で、マイキーが黒い衝動について語るシーンがあります(コミックス23巻参照)。
マイキーは東卍解散の時点で、その後自分が「黒い衝動」によって犯罪の道に進んでしまうことを理解している様子でした。
マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑えていた人物がいる?
暴走状態で手が付けられないと思えるマイキーの「黒い衝動」ですが、「黒い衝動」が発動するのを抑えてくれていた人物がいます。
佐野万次郎、佐野エマ、場地圭介の3人です。
東卍解散後のタケミチに宛てたビデオの中で、マイキー自身が語っています。
以下のように、いずれもマイキーと近しい関係にある人物です。
- 佐野万次郎 …兄
- 佐野エマ …妹
- 場地圭介 …幼馴染
3人がマイキーの精神的支柱となって抑えてくれていましたが、東卍解散時には3人とも死んでいます。
マイキーの闇落ちを止められる人がいなくなってしまったことで、現代のマイキーは毎回闇落ちをしていたのでしょう。
マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑えていた人物1:兄の佐野真一郎
マイキーの黒い衝動を抑えていた一番重要な人物が兄の佐野真一郎だと考えられます。
真一郎は初代黒龍(ブラックドラゴン)の創設者で、ケンカは強くないけれどみんなから慕われる人物でした。
マイキーは真一郎を見て育ち、真一郎に憧れて不良の時代を創ることを理想としました。
そんな佐野真一郎ですが場地と一虎が関わった、とある事件で亡くなっています。
マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑えていた人物2:妹の佐野エマ
打ち合わせ中です!久しぶりのエマ! pic.twitter.com/Szxp15ScH2
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) April 18, 2019
ケンカや抗争が多い毎日を過ごしていたマイキー。
真一郎が亡くなって以降、祖父、エマ、マイキーの3人で暮らしている家では、エマはマイキーを唯一癒すことのできる存在だったと考えられます。
エマはマイキーの異母兄弟です。
エマの誕生日には一緒に過ごすほどに仲が良い2人。
子供の頃はエマという外人のような名前に合わせ、エマを笑わせたい思いから自分もマイキーと名乗るようになりました。
エマは関東事変が起こる前、稀咲に殺されてしまいます。
稀咲は、マイキーにとってエマが大切な人だと理解したうえで、マイキーから奪うために殺したのです。
バイクに乗ったままバットでエマを殴り、普段自分の手を汚さない稀咲が自らの手で殺しました。
マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑えていた人物3:場地圭介(含む東卍創設メンバー)
今日11月3日は場地 圭介の誕生日(^^)
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) November 2, 2021
月1恒例マイキー被害者の会
ドラケン「あのバカ俺のベットでおはぎ食いながら俺の大事なバイク雑誌ベットベトにしやがってよー」
場地「俺なんて大切な動物図鑑にコーラこぼされてよー」
ドラケン「今日だけだな。ヤツの我儘から解放される平和な日は」
(和) pic.twitter.com/y7Ij6Sk2KC
血のハロウィンで亡くなってしまった場地圭介も、マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑えていた人物のひとりです。
物語の中でマイキーは東卍創設メンバーへ特別な想いを持っていることがわかります。
東卍の創設メンバーはマイキー・ドラケン・場地・一虎・三ツ谷・パーちんの6人。
芭流覇羅(バルハラ)に入った一虎・場地と争うことになる「血のハロウィン」。
抗争前に稀咲が東卍に加入し、場地が東卍を抜けると宣言した決起集会の後、マイキーはタケミチに「幼馴染で創設メンバーの場地を芭流覇羅から連れ戻して欲しい」と頼みます。
兄を殺した一虎との確執は残っているものの、芭流覇羅に入った場地は取り戻したいというマイキーの強い思いが感じられました。
結果的に血のハロウィンで場地は死んでしまいます。
東卍が争って大きくなっていくことで、結成時の純粋でキラキラした夢から遠ざかっているように感じていたのではないでしょうか。
昔のように仲間と楽しく走ることが一番だと考えていることがわかります。
マイキーの闇落ち(黒い衝動の発動)を抑える可能性がある人物:花垣武道(タケミっち)
マイキーにとって、タケミチも重要な存在だと考えられます。
なぜならタケミチが真一郎に似ているからです。
最終章では、マイキーの闇落ちを回避するためにタイムリープしているタケミチ。
おそらく、タケミチはマイキーの闇落ちを防ぐ最後の砦となる人物だと思います。
タケミチとマイキーの出会いは、物語の序盤。
マイキーに平手打ちをしたヒナと、そんなヒナを守ったタケミチの姿を見て、マイキーは兄に通ずるものがあると感じたようです。
聖夜決戦の後、マイキーはタケミチと一緒にバイクに乗って公園に行き、兄について語りました。
暴走族のトップだったのにケンカが弱かったこと。
それなのに東京中の不良たちが兄を慕っていたこと。
そして、そんな兄がキラッキラに輝いていたこと。
最後にマイキーはタケミチに対して、兄貴のように自分を叱ってくれとお願いをします。
マイキーにとってタケミチは、唯一亡くなった兄に変わる存在であり、「黒い衝動」を抑えられるのではないかと感じています。
マイキーが今までに闇落ちしたのは何巻何話?
今までマイキーが闇落ちしたのは、
- 血のハロウィン
- 聖夜決戦後
- 関東事変後
- 三天戦争
です。
【血のハロウィン編】怒りで羽宮一虎を殺害して闇落ち
血のハロウィン編に突入する前、マイキーは芭流覇羅(バルハラ)との抗争で一虎を殺害して闇落ちしてしまいます(6巻第48話)。
マイキーが一虎を殺害した理由は、一虎が場地を殺害したから。
おそらく場地が殺されたのを見て、マイキーは怒りで我を忘れてしまったのだと思います。
後にタケミチがタイムリープして、芭流覇羅(バルハラ)との抗争中にマイキーが一虎を殺害する前に止めます。
【聖夜決戦後】現代のマイキーは闇落ちし、東卍主要メンバーを次々と殺害
聖夜決戦後、ミッションをクリアしたと考えていたタケミチが未来に戻ると、ナオトにこれまでで一番最悪な未来だと告げられます。
マイキーが闇落ちして東卍主要メンバーを殺し、指名手配されていたのです(13巻115話)。
タケミチの家のコタツの上には東卍幹部の集合写真とフィリピンからの手紙があり、「1月20日いつか話したあの場所で」と書かれていました。
「あの場所」とは真一郎がCB250T(バブ)のエンジンを見つけた場所だとすぐに気づいたタケミチはマイキーに会いにフィリピンへ向かいます。
東卍の旧幹部たちを殺した自分の「黒い衝動」に耐えられず、マイキーはタケミチに自分を殺すよう言い放ちました。
マイキーに想いを伝えるタケミチですが、その想いもむなしくマイキーに銃を突きつけられてしまいます。
その場に駆けつけたナオトがマイキーを撃ち殺し、マイキーはタケミチの腕の中で死んでしまいました。
後から判明したことなのですが、実はマイキーが持っていた銃には安全装置がかかっており、最初からタケミチを殺す気なんてなかったのです。
【関東事変後】現代で犯罪組織「梵天」のトップとなっていたマイキー
関東事変後、現代に戻ったタケミチですがマイキーは犯罪組織・梵天のトップとなっていたのです(22巻196話)。
ヒナの生きている未来、そして東卍メンバーの幸せそうな顔。
すべての問題が解決できたと思われましたが、マイキーだけは例外でした。
タケミチは、マイキーが自分を犠牲にしてみんなを守ったことを知ります。
12年前、東京卍會を解散するときにみんなで埋めたタイムカプセル。
そのタイムカプセルの中に、マイキーがタケミチに宛てたビデオを発見します。
ビデオの中のマイキーは、自分の「黒い衝動」について打ち明けていました。
タケミチはマイキーを助けようと決心し、梵天に接触を試みます。
ついに梵天のトップであるマイキーと話せたタケミチ。
黒い衝動に飲み込まれたマイキーを目の当たりにしつつ絶対に助けると誓ったタケミチは、マイキーを救うため10年前にタイムリープします。
【三天戦争】寺野サウスと対決したとき
東京リベンジャーズ最終章で描かれた三天戦争にて、マイキーは闇落ちしています(26巻231話)。
黒い衝動に飲み込まれていると思われるマイキーは、寺野サウスを殺害。
さらにはマイキーを止めようとしたタケミチにも重傷を負わせました。
マイキーはタケミチのことを信頼していたため、タケミチには手を出さないと思っていたのですが、なんのためらいもなく危害を加えています。
東京卍會のときに見せていた無邪気な笑顔は一切見られなかったため、自我を失っていたのではないでしょうか。
【おわりに】マイキー(佐野万次郎)はなぜ闇落ちした?理由・何巻何話のシーンか?【東京リベンジャーズ】
東京リベンジャーズに登場するマイキーこと佐野万次郎の闇落ち理由と、闇落ちした話は何巻何話に掲載されているのかまとめました。
- マイキーが闇落ちする理由は、自身の中にある黒い衝動が原因
マイキーが闇落ちした話
- 血のハロウィン(6巻第48話~)
- 聖夜決戦後(13巻115話~
- 関東事変後(22巻196話)
- 三天戦争(26巻231話)
マイキーの闇落ちを止める事こそが、マイキーを助けることに繋がるはずです。
タケミチをはじめ、東京卍會のメンバーたちと距離を置くマイキーをどうやって救うのか?
どうやって黒い衝動に飲み込まれるのを回避するのか?
タケミチがどう行動していくのか、楽しみですね。