漫画「恋と地獄」は、今井大輔先生が描くリアリティ溢れる物語です。
大人の女性の心理描写がエグいと話題になっています。
恋と地獄4巻からは、夫と子を持つ共働きのシホ目線でストーリーが展開されています。
夫のマサトとのレスに悩んでいたシホは、一瞬、夫婦仲が改善されるかもしれないと希望の光りが差し込むも、あるモノを目撃して絶望して…。
このページでは、「恋と地獄」5巻の内容をネタバレを含めて紹介、感想や考察についても記述していきます。
注意
当サイトではすべての内容を詳しくネタバレしているわけではありません。
作品に興味を持つきっかけになるような記事作成を目指しております。
漫画「恋と地獄」 5巻のあらすじ・内容ネタバレ
夫のマサトが素っ気なくなって数年。
シホは明るく振る舞って、結婚当初の熱を取り戻そうとしていましたが、マサトの裏切りが発覚しました。
マサトは別の女性と肉体関係があり、浮気専用のスマホまで持っていたのです。
子供がいることから、なんとか夫婦関係の改善を図ろうとしてきたシホですが、マサトが自分を女として見ていないばかりか、他の女性に手を出していることを知ってショックを受けます。
しかし、マサトに直接浮気の件を追及する勇気がなく、知らないフリを続けていました。
マサトはというと、シホが無理していることに気付く気配もありません。
会社で、三井とすれ違うシホ。
三井は、昨日送ったメッセージに返信がなかったことについて茶化してきます。
物腰の柔らかい三井を前にして、シホは張りつめていた気持ちが緩んで泣いてしまいました。
三井は場所を変えて、シホの話を聞くことに。
シホが夫が浮気していることが判明したと打ち明けると、三井は意外にも親身になって相談に乗ってくれます。
そして、シホの望みがどこにあるのかを問いかけてきました。
シホの中で大きかったのは、夫や浮気相手を許せない気持ちよりも、マサトと子供と3人で「家族」をきちんとやり直したいという思いで…。
三井に自分の気持ちを話していくことで、何をしたいのかが明確になっていくシホ。
三井も面食らうようなプランを口にしました。
それは、浮気相手に会って話をするというもの。
マサトとはここ数年まともに会話しておらず、普通に浮気のことを問い詰めても真正面から向き合ってもらえないと考えたのです。
三井に背中を押される形で、シホはマサトの浮気相手の女性の家に向かいました。
勇気を振り絞って女性の家のインターホンを押しますが、反応はなく、部屋の鍵が空いていることに気付きます。
おそるおそる部屋を覗き見ると、マサトの通勤鞄を発見してしまい…。
漫画「恋と地獄」 5巻のネタバレ感想
シホの悩みを知って不倫を持ちかけてきた三井が、意外と骨のある人物で驚きました。
おかげでシホは、流されずに自らの意志でマサトの浮気と向き合おうと決意できたのです。
マサトの裏切りを知ってもなお、家族としての再構築を望むシホの、気持ちの強さというのがうかがえます。
しかし、マサトは、そんなシホの思いを見事に踏みにじってくれました。
シホのことを容易に騙せる相手だと見下していて、浮気に少しの罪悪感もない様子。
マサトの発言はシホにとっては辛く厳しいものだったかもしれませんが、マサトの本心を聞くことが出来たのは良かったのではないかと思います。
例え、今回の件をマサトが「反省する」と言ったって、シホを騙すための嘘の可能性があるからです。
シホは、マサトの最低な発言以降は目の色が変わってしまって、冷酷な雰囲気を漂わせています。
シホがどんな思いでマサトと女性の行為を盗撮したのか…。
考えるだけでも、気が滅入ってしまいますね。
続く第6巻では、シホがマサトと女性の2人を追い詰めることになると予測。
社内での「不倫」の噂に興味を持ったり、女友達から勧められていた時には少し検討しようとも考えていたりしたシホですが、不倫や男性自体受け付けなくなるのでは?と考えます。
まとめ
以上、「恋と地獄」5巻の内容と感想を紹介しました。
「恋と地獄」5巻の内容を簡単にまとめると、
- マサトの浮気を知ってショックを受けるシホ
- 思い悩んでいる時に三井から声をかけられて、泣いてしまう
- 三井は、シホの悩みを受けとめて、的確にアドバイス
- 家族を取り戻そうと決めたシホは、マサトの浮気相手のもとを訪ねることに
- たまたま外に出ていたマサトと女性の会話がシホの耳に入り、シホのマサトとの再構築への期待は打ち砕かれる
- マサトの浮気相手の部屋に忍び込んだシホは、2人の情事をスマホで隠し撮り
マサトの発言の後のシホの変貌っぷりから、諦めや憎悪といった感情が読み取れます。
「恋と地獄」5巻の巧みな心理描写は、ぜひコミックシーモアで実際にご覧になることをおすすめします!