
不成就日は、字を見てもわかる通りあまり縁起の良い日ではなく、特にお祝い事には向かない日とされています。
とはいえ何もできないわけではなく、不成就日にしてはいけないこともあれば、やっていいこともあるのです。
このページでは、
- 不成就日にしてはいけないこと
- 不成就日にやっていいこと
をまとめました。
これから冠婚葬祭などの行事を控えている方や縁起が気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)とは?

不成就日は、何をしても成就しない・願い事が叶わない凶日とされています。
十干十二支(じゅっかんじゅうにし)の組み合わせで吉凶を占う「選日(せんじつ)」の1つです。
よく知られている大安や仏滅などの「六曜(ろくよう)」と同じく、暦に記される吉凶占いのようなものだと思ってください。
「何をしても成就しない」と言われているので、何もしないのが一番ではあります。
特に、次で説明するような「お祝い事」や「新しく物事を始める」ことは避けた方が無難です。
不成就日にしてはいけないことは?

特に不成就日にしてはいけないのは、お祝い事や新しく始めることです。
例えば
- 結納・入籍・結婚式
- 命名・出生届
- 引越
- 転職
- 家の売買契約や賃貸契約
- 商売上の契約
- 会社や店の開業
- 地鎮祭や上棟式
- 納車
などです。
ちょっとしたことですが、宝くじを買う・財布を新調することも「してはいけないこと」とされています。
とにかく不成就日には、うまくいって欲しいことや願い事をしてはいけないのです。
反対に不成就日にやっていいことはある?

不成就日でもやっていいことはあります。
お祝いごと、新しく何かを始めること以外なら大丈夫です。
具体的には以下のようなこと。
不成就日にやっていいこと
- ご葬儀や法事(ただし友引は避ける)
- 家族と過ごす
- 付き合いの長い友人や恋人と過ごす(初めてのデートはダメ)
- 離婚や別居(ただし友引は避ける)
- これから始めることへの準備
- ゆっくりと休むこと
不成就日のおすすめの過ごし方
不成就日の一番良い過ごし方は、ゆっくりと休むことです。
現代人のほとんどは毎日忙しく過ごしているのですから、不成就日くらいは心穏やかにゆったり過ごすのもおすすめですよ。
不成就日と一粒万倍日が重なる日はどうなる?

不成就日と一粒万倍日が重なるとどういう解釈をすればいいのか、一般的には以下の2通りの説があります。
- 良いことと同じように悪いことも万倍になるため、不成就日の縁起の悪さが万倍になる
- 一粒万倍日の縁起の良さが、不成就日のせいで半減する
どちらにしても、縁起がすごく良い日とは言えません。
一粒万倍日だけであれば、「一粒の種が万倍もの実りをもたらす」というとても縁起の良い日です。
しかし、一粒万倍日と不成就日が重なる日は、不成就日と同じように過ごすのが無難かもしれませんね。
大事な用事をするのは避けて、特別なことはせずにいつも通り過ごしましょう。
【まとめ】不成就日は迷信のようなものだから気にしすぎなくていい
一般的に「不成就日にやってはいけないこと」は、「新しいことを始める」ことだと言われています。
しかし、科学的根拠はなく迷信のようなものなので、気にしすぎも良くありません。
- 転勤や入学などの関係で、どうしても引っ越しの日程が不成就日になってしまう
- そもそも不成就日ということを知らずに日程を組んでしまった
といった方も、世の中にはたくさんいます。
極端な例だと、大安に結婚しても離婚される方はいますよね。
暦による縁起は、考え方ひとつで縁起が良く思えたり悪く思えたりするものです。
不成就日などの吉凶は、日々の暮らしのアクセントくらいに考えて、振り回されないようにしましょう。
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