箱根駅伝は1人何キロ走る?一番きつい区間は何区?各区間の特徴・最高記録も紹介

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箱根駅伝という名前は聞いたことがあっても、詳しいことはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

1人何キロ走るのか、各区間の特徴などは、毎年箱根駅伝を見ている方は理解しているかと思います。

箱根駅伝を見る際はただなんとなく見るよりも、1人何キロ走るのかということや各区間の特徴などを頭に入れておくと、より楽しめるでしょう。

そして、各ランナーのすごさを身に染みて感じるはずです。

この記事では、

  • 箱根駅伝は1人何キロ走るのか
  • 各区間の最高記録やタイム
  • 各区間の特徴
  • 一番きつい区間やエース区間と呼ばれるのは何区か?

などをまとめました。

箱根駅伝は1人何キロ走る?

箱根駅伝の走者は、1人約20kmほど走ります

区間によってバラつきがあり、詳しくは以下のとおりです。

1区21.3km
2区23.1km
3区21.4km
4区20.9km
5区20.8km
6区20.8km
7区21.3km
8区21.4km
9区23.1km
10区23.0km

往復の合計距離は217.1kmで、

  • 往路(1~5区) 107.5km
  • 復路(6~10区) 109.6 km

となっています。

(※2021年開催時点) 

箱根駅伝の最高記録・タイムは?

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箱根駅伝での最高記録は第98回大会、青山学院大学の10時間43分42秒です。

区間別の最高タイム・最高記録は以下のとおり。

区間距離最高タイム記録保持者
1区21.3km1時間00分40秒
吉居大和(中央大学)
第98回(2022年)
2区23.1km1時間05分49秒イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)
第97回(2021)
3区21.4km59分25秒イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)
第96回(2020年)
4区20.9km1時間00分30秒吉田祐也(青山学院大学)
第96回(2020年)
5区20.8km1時間10分25秒宮下隼人(東洋大学)
第96回(2020年)
往路記録5時間21分16秒青山学院大学
第96回(2020年)

復路の各区間の最高タイム・記録は以下のとおり。

区間距離最高タイム記録保持者
6区20.8km57分17秒館澤亨次(東海大学)第96回(2020年)
7区21.3km1時間01分40秒阿部弘輝(明治大学)第96回(2020年)
8区21.4km1時間03分49秒小松陽平(東海大学)第95回(2019年)
9区23.1km1時間07分15秒中村唯翔(青山学院大学)第98回(2022年)
10区23.0km1時間07分50秒中倉啓敦(青山学院大学)第98回(2022年)
復路記録5時間21分36秒青山学院大学
第98回(2022年)

箱根駅伝の予選会は何キロ?

2022年の予選会の走行距離はハーフマラソンで行われ、距離は21.0975㎞です。

コロナ禍で過去2年は陸上自衛隊立川駐屯地の周回コースでの予選会でしたが、3年ぶりに市街地を走るハーフマラソンになり、各校上位10人の合計タイムで競います。

予選会の参加資格は、本大会出場回数が通算4回未満で、1学校につき1チーム。

10名以上14名以下のエントリーで、実際に出場できるのは10名以上12名以下。

なおかつ、出場選手は1万メートルのトラック公認競技で34分以内の記録を持っていなければなりません。

この予選会での出場チームの順位で上位10チームが、箱根駅伝本選へのキップを手にします

箱根駅伝 各区間のルート・特徴・役割

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箱根駅伝で各区間のルート、特徴、役割をまとめました

1区

  • ルート 大手町の読売新聞社東京本社前~鶴見中継所まで
  • 距離 21.3km

時間は午前8時スタートで、前半はフラットな道が続き、1区序盤でレースの駆け引きがはじまり、後半の立体交差点や橋が勝負どころです。

全チーム一斉にスタートする1区はお互いの様子を見て並走し、後半の上り坂の新八ツ山橋付近や17km過ぎの六郷橋から勝負し、先頭から離れないことが必要です。  

2区

  • ルート 鶴見中継所~戸塚中継所まで
  • 距離 23.1km

距離が長く高低差もあり難しい区間です。

また各校のエースが集まる区間でもあり「花の2区」ともいわれます。

2区でレースの主導権を取れれば、往路を制する可能性も高くなります

この区間で差をつけるため、実力のあるオールラウンダータイプが適任です。

第85回大会(2009年)日本大学のギタウ・ダニエル選手が20人抜きを記録した事が有名なエピソード。

3区

  • ルート 戸塚中継所~平塚中継所まで
  • 距離 21.4km

タスキを受け取った前半は上り坂で、原宿第一歩道橋付近から浜見山交差点付近までの約9kmに渡って、緩やかな下りでスピードが出る区間です。

10km過ぎからは海沿いのフラットな道となります。

3区は海沿いのため、風の影響で体力を奪われる可能性があり、徐々に集団から抜け出していくチームも出始めます

4区

  • ルート 平塚中継所~小田原中継所まで
  • 距離 20.9km

4区は往路の中では最も短い区間ですが、アップダウンが激しく難しい区間です。

集団がばらける事が多く、遅れをとっても自分のペースで走れる強い選手が向いています。

山上りを伴う次の5区に、いい位置でタスキを渡したいところです。

5区

  • ルート 小田原中継所~箱根・芦ノ湖駐車場まで
  • 距離 20.8km

往路の最後の区間。

5区は最大の難所で、箱根駅伝を象徴するような区間です。

高低差800m以上を駆け上る最大の見どころがあります。

16km過ぎからは下りから平坦になり、最後の1kmは緩やかな上りと難しいコース。

予想もつかないレースが展開される難所です。

最大の難所となる5区に、いい位置でタスキをつなげるような戦略が必要です。

6区

  • ルート 箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原中継所まで
  • 距離 20.8km

6区からは復路になります。

朝8時スタートなので、寒さ対策が必要。

5区の「山上り」に対して6区は「山下り」

最初は4kmほど上ってから、長い下りになり急カーブも多いです。

下りの平均速度は時速25kmにもなり、足の負担にも注意が必要です。

最後の3kmがフラットな道なので、ここで差がつく事があります。

7区

  • ルート 小田原継所~平塚中継所まで
  • 距離 21.3km

7区は全区間で最も走りやすいといわれています。

しかし、近年の優勝チームでは走力のある選手を置くケースが多いです。

後半にスピードを落とさず、往路のタイム差を縮めておきたいところ。

前半飛ばしすぎて後半失速するケースが多く、我慢強く走れる選手が必要です。

8区

  • ルート 平塚中継所から戸塚中継所まで
  • 距離 21.4km

海岸線ではフラットなコースが続き、9.5km付近からは緩やかな上り坂。

15.6km付近の遊行寺の上り坂は厳しく、失速することが多いです。

8区を走る時間帯は、強い日差しが後方から照りつけて、なおかつ後ろからの追い風が体力を奪います

かなりハードな区間のため、レースの状況に合わせてタフに走れる選手を起用したいところ。

9区

  • ルート 戸塚中継所~鶴見中継所まで
  • 距離 23.1km

9区は「花の2区」の対して「松の9区」といわれており、キャプテンやエースクラスが出場する区間です。

スタートからは長い下り坂、距離も長くて起伏もありペース配分が重要になってきます。

9区での戦いが優勝をつかむためのカギ

またトップを追う側は、いかに差を縮めてタスキを10区につなげられるのかが勝負です。

10区

  • ルート 鶴見中継所~大手町読売新聞社前まで
  • 距離 23.0km

六郷橋と新八山橋付近に起伏がありますが、その他はほぼフラットな区間です。

都心を走るコースなので、ビルの間からの突風や気温の上昇があります。

加えて、10区はチームみんなでつないだタスキのプレッシャーから、思わぬ逆転劇も起こりやすい区間です。

箱根駅伝で一番きつい区間は?

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箱根駅伝で一番きつい区間は「5区」だという意見が多いです。

「5区」は山登り区間で、往路の順位が決まることもあり大きなプレッシャーがのしかかります

加えて、雪で転倒してしまうこともあり、精神的にも物理的にも大変です。

体力と精神力、知識と経験が豊富な選手が適任と言えるでしょう。

上記のような理由から、最もきつい区間は「5区」だと感じます。

箱根駅伝でエース区間と呼ばれるのは何区?

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箱根駅伝でチームのエースが走る区間は2区と言われてきました。

箱根駅伝で勝つには、選手層の厚さやエースの存在が欠かせません。

2区は最も距離が長く、起伏もきつい区間であるため力のある選手を配置することが多いです。

そのため、2区がエース区間と考えられます。

しかしながら、駅伝も進化の過程で走力の高い選手が増えてきています。

「2区=チームのエースが走る」という構造も変わってきているのかもしれません。

箱根駅伝の坂道は何区?

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箱根駅伝の坂道の区間は「5区」の上りと「6区」の下りです。

箱根の山上りと山下り、どちらも厳しい区間で数多くのドラマがあります

【おわりに】箱根駅伝は1人何キロ走る?一番きつい区間は何区?各区間の特徴・最高記録も紹介まとめ

箱根駅伝の人気の秘密は、10区間で217.1kmもの長い道のりを走ること。

大都会から海を眺めて、さらに山に挑むという壮大さ。

そして、ひとつのタスキを10区間・10人でつなぐ間に様々なドラマがあることです。

ぜひ興味を持った方は、お正月の箱根駅伝を見て下さいね。

きっと心打たれると思います。

-箱根駅伝