
2023年1月2日・3日は箱根駅伝(第99回東京箱根間往復大学駅伝競走)の状況をリアルタイムで更新していきます。
お正月と言えば、箱根駅伝を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そんな箱根駅伝もなんと2023年で99回目の開催になります。
99年の長い歴史を誇る箱根駅伝ですが、選手はみな男子のみですよね。
なぜ女子は出場していないのか、何か出場できない理由でもあるのか気になった方もいるのではないでしょうか。
今回は、なぜ箱根駅伝は男子のみなのか、女子が出ない理由は何なのかをまとめました。
【箱根駅伝】男子だけ出場しているのはなぜ?
箱根駅伝は略称であり、正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」と言います。
正式名称に男子という記載はないのですが、参加資格に男子と記載されているため、男子だけ出場しているというわけです。
お正月になんとなく箱根駅伝を見て、「なぜ女子は出ていないのだろう?」と、なんとなく疑問に思っていた方もいると思います。
女子が出ていないのは、参加資格の時点で既に決められていたからです。
箱根駅伝の参加資格・出場資格は?
箱根駅伝の参加資格について、以下引用にてご紹介いたします。
参加資格
1) 参加校所属の 2022 年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算 4 回未満である者(予選会のみ出場の場合も回数に含まれる)に限る。なお、出場とはエントリーした時点で出場とする。
2) 当駅伝競走に関する内規第 2 章「参加資格及び申込み」、第 4 条~第 6 条の条件をすべて満たす 2022 年度関東学生陸上競技連盟男子登録者であること。
引用:第99回東京箱根間往復大学駅伝競走 開催要項
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの開催要項によると、参加資格・出場資格には、関東の大学に所属する陸上競技連盟に登録済みの男子のみと明記されています。
そのため、女子選手には参加資格がありません。
参加資格には4回未満までという条件もある(留年した場合も4回未満なら出場できる)
参加資格要項には、
本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算 4 回未満である者(予選会のみ出場の場合も回数に含まれる)に限る。
引用:第99回東京箱根間往復大学駅伝競走 開催要項
という記述があり、4回以上出場は認められていません。
大会出場回数が4回未満であれば、留年していた場合も出場可能です。
【箱根駅伝】男子があるのに女子がない理由は?
箱根駅伝に女子の部がないのは、以下の理由からではないかと言われています。
- 箱根駅伝の気温・コースはとても過酷なので女子だと体力的に厳しい
- 実績を残した女子選手は高校卒業後、大学進学ではなく実業団に所属する人が多い
まず1についてですが、箱根駅伝は1月2、3日に山道で開催されるため、雪が降る中を走る可能性もあります。
コース・気温ともに厳しい環境なので女子選手が走るには過酷です。
また、2については大学で長距離走を続けている女子選手が少なく、開催しても人数が集まらない(選手層が薄くなる)可能性があります。
箱根駅伝の女子版のような大会はある?
実は、女子にも箱根駅伝のような大会が2つあるのでご紹介いたします。
- 全日本大学女子駅伝対抗選手権(杜の都駅伝)
- 全日本大学女子選抜駅伝競走
全日本大学女子駅伝対抗選手権(杜の都駅伝)
まず1つ目は、全日本大学女子駅伝対抗選手権。
過去には大阪で開催されていましたが、開催場所が仙台市になったため「杜の都駅伝」という別名もあります。
全日本大学女子選抜駅伝競走
全日本大学女子選抜駅伝競走は、毎年12月下旬に静岡県にて開催されている駅伝です。
2013年より正式名称が「富士山女子駅伝」に変更されました。
第1回目の開催が2004年と比較的新しい大会です。
【おわりに】箱根駅伝は男子だけ?女子が出てないのはなぜ?まとめ
箱根駅伝が男子のみで女子が出ていない理由は、参加資格で決められているからです。
参加資格には「男子登録者」と記載があります。
なぜ参加資格で男子のみと決められているのか、その理由については明記されていませんでした。
ただ、ネット上では
- 箱根駅伝は女子選手には過酷だから
- 大学で長距離走を続ける女子選手が少なく、選手層が薄くなる
からではないかとウワサされています。
箱根駅伝の女子版と呼ばれる駅伝大会が2つ(杜の都駅伝・富士山女子駅伝)ありますので、女子駅伝が見たい方はをチェックしてみてはいかがでしょうか。