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めがね主婦の日常

漫画・本のおすすめ紹介と主婦の日常

マンガ大賞2017ノミネートで話題の『ゴールデンゴールド』は背筋がぞっとする漫画【感想】

漫画 漫画-感想

月刊モーニング・ツー連載中

『ゴールデンゴールド』 堀尾省太 

ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

前作は『刻刻』

現在コミック2巻まで発売されている『ゴールデンゴールド』

モーニングの公式サイトで、1話の試し読みができます。

主に1巻の内容に触れながら紹介していく為、若干のネタバレがありますので、ご了承下さい。

 

あらすじ

 

現れたのは、福の神!? 島に降るのは、金か、血か——。

早坂琉花、中学2年生。
他人の心の機微に聡く、内地の中学に上手くなじめなかった彼女は、両親のもとを離れ、祖母の住む瀬戸内の島で暮らしている。
海で拾った「福の神」らしき置物に、琉花が願掛けをすると、置物そっくりな謎の異形が現れ!?

(引用:モーニング)

 

主人公の早坂琉花が置物を拾ったところから物語が始まります。お金によって変わっていく人々を描いた漫画です。

 

おすすめポイント

じわじわくる不気味さ

ゴールデンゴールド

(出典:ゴールデンゴールド 1巻)

ホラー漫画ではないのですが、背筋がぞっとする怖さがあります。

お金によって人が変わっていく様や、人の欲望が見事に描かれていて、読んでいるとじわじわと不気味さを感じます。

冒頭のシーンも“フクノカミ”とどう関係しているのか明らかにされていないので、謎は深まるばかりです。

 

謎だらけの“フクノカミ”

ゴールデンゴールド

(出典:ゴールデンゴールド 1巻)

全ての出来事の始まりは、“フクノカミ”が早坂琉花の家に来てから。

“フクノカミ”と名前だけ聞けば、福を呼ぶ神様としてとても縁起がいい印象を受けますが、この漫画の“フクノカミ”は不気味です。

たしかに商売が繁盛してお金を呼び込んでいるのですが、それだけではないのです。

良い神様なのか? そもそも神様なのか? 詳しいことは明らかにされていません。

ひとつ言えるのは、お金を呼び込んだ事によって、その家の人間に変化をもたらしているという事。今後どうなっていくのか気になります。

 

あと不思議な点があり、それは銅像のような見た目の“フクノカミ”が、“寧島(ねいじま)”という島で生まれ育った人には普通の人間に見えているという点です。

島の外で生まれた人には、銅像という本来の姿のまま見えています。

 

アニメイト以上の本屋を建てられるか

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(出典:ゴールデンゴールド 1巻)

主人公・早坂琉花の最終的な目標がこれ。アニメイトに勝る本屋を寧島に建てる事。

なぜなら、仲の良い友達であり、片想いしている男の子・及川がアニメイト好きだから。

及川が高校進学を機に寧島から大阪へ引っ越すことになってしまい、さらに引越し先の家の近くにアニメイトがあるという。

その話を聞いた琉花は、「それなら島にアニメイトが出来れば引っ越すのを辞めるんじゃないか」と考えます。

中学生らしい、かわいい発想ですね。このような小さな恋のエピソードがところどころにあり、ほっこりします。

 

まとめ

読む前は、タイトルから宝探し系の話を想像していたのですが全然違いました。

人間の醜い部分が浮き彫りになっていく漫画です。お金ってこんなにも人を変えるのかと、読んでいてぞっとします。

『マンガ大賞2017』ノミネート作品の個人的おすすめと感想の記事でも紹介しましたが、ついつい一気に読んでしまう面白さです。